MENU

初心者向け【CFD口座開設ガイド】GMOクリック証券で口座開設!

「CFDに興味があるけれど、何から始めればいいのかわからない。」
「GMOクリック証券でCFD口座を開設したいけど、手続きが難しそう…。」
CFDやGMOクリック証券の口座開設について検索しているあなたは、こんな悩みや疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事を読めば、CFDの基本的な仕組みから、GMOクリック証券での具体的な口座開設手順、注意点まで、初心者の方が知りたい情報がすべてわかります。
かつて投資経験ゼロだった私も、この手順でスムーズに口座を開設し、安心してCFD取引を始めることができました。
このガイドを読めば、あなたも迷うことなくGMOクリック証券のCFD口座を開設し、新たな投資の世界への第一歩を踏み出すことができるでしょう。

本記事について

本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の手法や知識を推奨したり、売買を勧めたりするものではありません。

本記事に記載されている情報については、正確性、完全性、有用性を確保するために努力しておりますが、その保証は致しかねます。

投資対象や商品の選択など、実際の投資判断はご自身の責任で行ってください。

必要に応じて、財務アドバイザーや税理士などの専門家に相談することをお勧めします。

本記事の情報を利用した結果として発生するいかなる損害についても、著者は一切の責任を負いません。

目次

1. CFDとは?(差金決済取引の基礎)

CFD(差金決済取引)の基本的な仕組み、現物株式やFXなど他金融商品との違い、そして多くの投資家がGMOクリック証券のCFDを選ぶ理由について解説します。CFDは少額から多様な資産に投資できる点が魅力ですが、レバレッジに伴うリスクも理解する必要があります。

1.1 CFDの仕組み

CFDは「差金決済取引」(さきんけっさいとりひき)の略称です。

英語ではContract for Differenceといいます。

この取引方法では、現物の資産(例えば株式や商品)を直接保有しません。

代わりに、取引開始時と終了時の価格差に基づいて損益を計算します。

将来、価格が上昇すると予測すれば「買い」ポジションを持ちます。

一方、価格が下落すると予測すれば「売り」ポジションを持ちます。

予測したとおりに価格が動けば、利益が発生します。

予測と反対の方向に価格が動けば、損失が発生します。

取引を行うためには、証拠金と呼ばれる担保を証券会社に預け入れます。

この証拠金をもとに、少ない資金で大きな金額の取引ができるレバレッジ効果を利用できる点が特徴です。

レバレッジは少ない元手で大きなリターンを狙える可能性がある一方で、損失も同様に拡大するリスクがあるため、仕組みの理解が不可欠です。

CFDって、株みたいに実際にモノを買うんじゃないんですね?

そうよ。あくまで『価格がどう動くか』を取引するイメージね。だから『売り』からでも始められるし、少ない資金(証拠金)で大きな取引ができるレバレッジが使えるの。でも、レバレッジはリスクも大きくするから注意が必要よ。

1.2 CFDと他金融商品の違い

CFDは他の金融商品といくつかの点で異なります。

株式投資(現物取引)と比較してみましょう。

現物株取引では、実際に企業の株式を保有します。

そのため、配当金や株主優待を受け取る権利があります。

CFDでは現物を保有しないため、配当金に相当する額(価格調整額)は受け取れますが、株主優待はありません。

株主としての議決権もありません。

現物株は基本的に価格上昇を期待して「買い」から入ります。

「信用売り」という方法もありますが、CFDとは制度が異なります。

CFDは「売り」からでも容易に取引を開始できます。

そのため、下落相場でも利益を追求することが可能です。

現物株の取引時間は、主に東京証券取引所が開いている時間(午前9:00~11:30、午後12:30~15:30)に限られます。

CFDは銘柄にもよりますが、ほぼ24時間取引可能な銘柄が多いです。

日中仕事をしている方でも、夜間などに取引しやすいでしょう。

現物株取引にレバレッジはありません(信用取引を除く)。

CFDはレバレッジを利用して、少ない資金で取引を始められます。

次にFX(外国為替証拠金取引)と比較します。

FXは、米ドルと日本円、ユーロと米ドルといった通貨ペアの為替レートの変動を取引します。

CFDは、株価指数、個別株、商品(金、原油など)など、FXよりも多様な資産を取引対象にします。

日経平均やNYダウ、金価格など、ニュースでよく目にする指標も取引可能です。

利用できるレバレッジの最大倍率も異なります。

FXは国内業者では最大25倍ですが、CFDは銘柄により最大倍率が変わります。

このように、CFDは少ない資金から多様な資産に、時間を問わず、上昇・下落の両局面で利益を狙える柔軟性が魅力といえます。

CFD・現物株式・FXの主な違い

特徴CFD現物株式FX
主な取引対象株価指数、商品、外国株式など多様個別株式通貨ペア
現物保有しないするしない
レバレッジあり(銘柄により異なる)なし(信用取引除く)あり(最大25倍)
取引時間ほぼ24時間(銘柄による)主に証券取引所の取引時間ほぼ24時間
売りから取引可能信用取引で可能可能
配当/優待価格調整額(配当相当)、優待なし配当金、株主優待ありスワップポイント(金利差調整分)

FXもレバレッジ使うけど、CFDとは違うんですか?

似ている部分もあるけど、一番の違いは取引できるものの種類ね。FXは通貨ペアがメインだけど、CFDなら日経平均みたいな株価指数や、金・原油、外国の個別株まで色々なものに投資できるのよ。

1.3 GMOクリック証券のCFDが選ばれる理由

多くの投資家がGMOクリック証券でCFD取引を始めています。

その理由として、まず業界最安水準のスプレッドが挙げられます。

スプレッドは買値と売値の差であり、実質的な取引コストです。

スプレッドが狭いほど、投資家にとって有利な条件で取引できます。

次に、取扱銘柄が豊富である点も大きな魅力です。

日経平均やNYダウといった国内外の主要な株価指数、金や原油などの商品、さらには外国株式まで、幅広い選択肢の中から投資対象を選べます。

高機能な取引ツールが無料で利用できる点も見逃せません。

PC用のインストール型ツール「はっちゅう君CFD」や、スマートフォンアプリ「GMOクリック CFD」は、直感的で使いやすいと多くのユーザーから評価されています。

さらに、GMOクリック証券のCFD取引では、取引手数料が無料です。

(ただし、スプレッドや価格調整額は発生します。)

コストを抑えて取引を始めたい初心者の方には嬉しいポイントでしょう。

そして、GMOクリック証券は東証プライム上場のGMOインターネットグループの一員です。

大手グループ企業としての信頼性や、しっかりした経営基盤も、投資家が安心して取引できる理由の一つになっています。

これらの点が総合的に評価され、GMOクリック証券はCFD取引の初心者から経験者まで、幅広く選ばれています。

CFDができる会社は他にもあるのに、どうしてGMOクリック証券がいいんですか?

GMOクリック証券は、取引コスト(スプレッド)が狭いことで有名だし、扱っている銘柄の種類も多いの。それに、取引ツールが使いやすいって評判だから、初心者さんでも始めやすいと思うわ。大手グループだから安心感もあるわね。

2. GMOクリック証券CFD口座の概要

GMOクリック証券のCFD口座で取引できる具体的な商品、利用できる最大レバレッジ、発生する取引コスト(スプレッド、調整額、手数料)、そして取引に使う専用ツールの特徴について詳しく見ていきます。

2.1 取扱商品と最大レバレッジ

GMOクリック証券のCFDでは、多様な資産クラスに投資できます。

商品カテゴリごとに特徴と最大レバレッジが異なります。

(1) 株価指数CFD

日本の日経平均(JP225)や米国のNYダウ(US30)、ナスダック100(NAS100)など、世界中の主要な株価指数を取引対象としています。

これらは経済ニュースなどで頻繁に報じられるため、初心者の方にも馴染みやすいかもしれません。

株価指数CFDの最大レバレッジは10倍です。

(2) 商品CFD

金(ゴールド)、銀(シルバー)、WTI原油、ブレント原油といったコモディティが取引できます。

インフレや地政学リスクなど、世界経済の動向を反映しやすい特徴があります。

商品CFDの最大レバレッジは20倍です。

株価指数CFDよりも高いレバレッジが設定されています。

(3) 株式CFD

米国や中国などの外国株式を個別に取引できます。

(現在、日本株式を対象としたCFDの取扱いはありません。)

有名なグローバル企業の株価変動に投資できます。

株式CFDの最大レバレッジは5倍です。

株価指数や商品に比べて、レバレッジは低めに設定されています。

(4) バラエティCFD

市場の変動性を示す恐怖指数(VIX指数)など、他のカテゴリとは異なる性質の銘柄も取引可能です。

市場の不確実性が高まると価格が上昇する傾向があります。

バラエティCFDの最大レバレッジは5倍です。

このように、GMOクリック証券では様々な銘柄を、それぞれ異なるレバレッジで取引できます。

取引したい対象と、それに伴うリスク(レバレッジの高さ)を理解しておくことが大切です。

GMOクリック証券 CFD取扱商品カテゴリと最大レバレッジ

商品カテゴリ主な銘柄例最大レバレッジ
株価指数CFD日経平均(JP225), NYダウ(US30), ナスダック100(NAS100)10倍
商品CFD金(Gold), 銀(Silver), WTI原油, ブレント原油20倍
株式CFD米国株, 中国株など外国個別株5倍
バラエティCFDVIX指数(米国VI)5倍

株価指数って日経平均だけじゃないんですね!金とか原油もできるんだ。

そうなの。GMOクリック証券のCFDなら、世界中のいろんなものに投資できるチャンスがあるわ。ただ、商品によって最大レバレッジが違うから、取引する前によく確認することが大事よ。レバレッジが高いほど、少ない資金で大きな取引ができるけど、リスクも高くなるからね。

2.2 取引コスト(スプレッド・調整額・手数料)

CFD取引には、いくつかの種類のコストが発生します。

あらかじめ理解しておきましょう。

(1) スプレッド

スプレッドとは、同一時点における金融商品の買値(Ask)と売値(Bid)の価格差を指します。

投資家が取引する際には、買値で購入し、売値で売却するため、この差が実質的な取引手数料と考えられます。

スプレッドは狭い(小さい)ほど、投資家にとって有利になります。

GMOクリック証券は、主要銘柄において業界最狭水準のスプレッドを提供していることで知られています。

ただし、スプレッドは固定ではなく、市場の流動性が低い時間帯や、経済指標発表時など相場が急変動する際には拡大する場合があります。

(2) 価格調整額(金利調整額・権利調整額)

CFDでは、ポジションを翌営業日に持ち越した場合(オーバーナイトした場合)に価格調整額が発生します。

価格調整額には「金利調整額」と「権利調整額」の2種類があります。

金利調整額は、主にポジションを保有する通貨と参照原資産の金利差に基づいて計算され、買いポジションでは支払い、売りポジションでは受け取りとなるのが一般的です。(金利状況により逆になる場合もあります。)

権利調整額は、株式CFDや株価指数CFDにおいて、原資産である株式の配当金に相当するものです。

買いポジションを保有していれば受け取り、売りポジションを保有していれば支払いとなります。

ポジションを持ち越す際には、この価格調整額の受け払いが発生することを念頭に置く必要があります。

(3) 取引手数料

GMOクリック証券のCFD取引では、取引ごとの売買手数料は原則無料です。

何度取引しても、その都度手数料を請求されることはありません。

コストを気にせず、機動的な取引がしやすい環境といえます。

主なコストはスプレッドと、ポジション持ち越し時の価格調整額であると認識しておきましょう。

手数料無料って書いてあったけど、スプレッドっていうのがかかるんですね。

そうね。取引自体に手数料はかからないけど、買値と売値の差(スプレッド)が実質的なコストになるの。あと、ポジションを持ったまま日をまたぐと『価格調整額』っていうのが発生するから、短期売買か長期保有かでコスト意識も変わってくるわよ。

2.3 専用ツール・プラットフォームの特徴

GMOクリック証券は、初心者から上級者まで満足できる、高機能な取引ツールを提供しています。

すべて無料で利用可能です。

(1) PC用取引ツール「はっちゅう君CFD」

パソコンにインストールして使用するタイプの高機能トレーディングツールです。

リアルタイムのチャート分析機能が非常に充実しており、多彩なテクニカル指標を利用できます。

また、チャート上から直接発注できる機能や、ワンクリックで発注可能なスピード注文など、多彩な注文方法に対応しています。

画面レイアウトのカスタマイズ性が高く、自分のトレードスタイルに合わせて使いやすいように設定できます。

本格的に分析や取引を行いたい方におすすめです。

(2) Webブラウザ版取引ツール

ソフトウェアのインストールが不要で、インターネット環境があればどのパソコンからでもアクセスして利用できます。

「はっちゅう君CFD」ほどの機能はありませんが、基本的な取引や情報収集、チャート分析は十分に行えます。

手軽に利用を開始したい方や、外出先のPCからアクセスしたい場合に便利です。

(3) スマートフォンアプリ「GMOクリック CFD」

iOSとAndroidの両方に対応したスマートフォン専用アプリです。

外出先でも手軽にリアルタイムのレートを確認したり、新規注文や決済注文、ポジション管理ができます。

経済指標の発表時刻などを知らせるプッシュ通知機能もあり、取引チャンスを逃しにくくなります。

場所を選ばずに取引したい現代のライフスタイルに適しています。

(4) デモ取引口座

GMOクリック証券では、仮想資金を使って無料でCFD取引を体験できるデモ取引口座も用意されています。

本番と同じ取引ツールを使って、操作感を確認したり、取引戦略を試したりするのに最適です。

実際の資金を使う前に、まずはデモ取引で十分に練習することをおすすめします。

これにより、ツールの使い方に慣れるだけでなく、CFD取引のリスクを体感することもできます。

パソコン苦手なんですけど、大丈夫でしょうか…?

GMOクリック証券なら大丈夫よ。高機能なPCツールもあるけど、もっとシンプルなWebブラウザ版や、スマホアプリもあるから、自分に合ったものを選べるわ。それに、まずはデモ取引で操作に慣れるのがおすすめ。無料で練習できるから安心よ。

3. 口座開設前に確認すべきポイント

GMOクリック証券でCFD口座を開設するための申込資格(年齢、資産状況、投資経験)、必要な書類と本人確認の方法、そして口座の種類について、申込み前に必ず確認しておくべき点を解説します。

3.1 申込基準(年齢・資産・投資経験)

CFD口座を開設するには、GMOクリック証券が定める一定の基準を満たす必要があります。

誰でも無条件に開設できるわけではありません。

(1) 年齢

原則として満20歳以上である必要があります。

(口座開設を申し込む時点での年齢です。)

残念ながら、未成年の方はCFD口座を開設できません。

(2) 資産状況

申込みにあたり、一定以上の金融資産を保有していることが求められます。

具体的な必須金額は明示されていませんが、口座開設時の審査項目の一つです。

重要なのは、投資に使う資金が借入金などではなく、ご自身の余裕資金であることです。

生活に必要な資金や、近い将来に使う予定のある資金を投資に回すことは避けるべきです。

(3) 投資経験

申込みフォームでは、株式投資やFXなどの投資経験について申告する項目があります。

CFDはレバレッジを利用するため、現物株式などと比較してリスクの高い金融商品とされています。

そのため、GMOクリック証券としては、申込者がCFDの商品特性やリスクを十分に理解しているかを確認する必要があります。

投資経験が全くなくても申し込むこと自体は可能ですが、リスクに関する理解度は審査において重視されるポイントです。

申込フォームの確認事項などをよく読み、理解した上で申し込む必要があります。

これらの基準は、投資家保護の観点からも設けられています。

ご自身の状況が基準を満たしているか、事前に確認しましょう。

誰でも口座開設できるわけじゃないんですね。貯金があまりなくても大丈夫ですか?

CFDはレバレッジを使うから、ある程度の余裕資金があることが望ましいわね。審査基準は公表されていないけど、年齢や投資経験、金融資産について正直に申告する必要があるの。大切なのは、生活に必要なお金ではなく、なくなっても困らない余裕資金で投資することよ。

3.2 必要書類と本人確認方法

GMOクリック証券で口座を開設するには、本人確認書類とマイナンバー確認書類の提出が必要です。

事前に準備しておくと、手続きがスムーズに進みます。

(1) 本人確認書類

以下のうち、いずれか(または組み合わせ)が必要です。選択する本人確認方法によって必要な書類が異なります。

  • 運転免許証
  • パスポート(2020年2月3日以前に申請された、所持人記入欄があるもの)
  • マイナンバーカード(顔写真付き)
  • 各種健康保険証(記号・番号等をマスキングする必要がある場合があります)
  • 住民票の写し(発行から6ヶ月以内)
  • 在留カード/特別永住者証明書 など

(2) マイナンバー確認書類

以下のいずれかが必要です。

  • マイナンバーカード(顔写真付き)
  • 通知カード(氏名・住所等が住民票と完全に一致している場合のみ)
  • マイナンバーが記載された住民票の写し(発行から6ヶ月以内)

(3) 本人確認方法

GMOクリック証券では、主に以下の3つの方法で本人確認書類を提出できます。申込時にいずれかを選択します。

  • スマホでスピード本人確認(eKYC):
    • スマートフォンを使って、本人確認書類(運転免許証またはマイナンバーカード)とご自身の顔写真を撮影し、オンラインで提出する方法です。
    • 最も早く口座開設が完了する可能性が高い方法です。
    • 書類の郵送手続きや、GMOクリック証券からの郵送物の受け取りが不要になる場合が多く、手間がかかりません。
  • アップロード:
    • 本人確認書類とマイナンバー確認書類をスキャナーやカメラで画像データ化し、GMOクリック証券のWebサイトからアップロードする方法です。
    • 手続き後、GMOクリック証券から転送不要書留郵便で口座開設完了通知が送られてきます。この郵便物を受け取ることで、本人確認が完了します。
  • 郵送:
    • 口座開設申込書(Webで入力後に印刷するか、取り寄せる)と、本人確認書類・マイナンバー確認書類のコピーを郵送で提出する方法です。
    • 書類の準備や郵送、GMOクリック証券での確認作業に時間がかかるため、口座開設まで最も日数を要します。

どの方法を選ぶかによって、口座開設までのスピードや手間が異なります。

ご自身の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

本人確認方法と必要書類の組み合わせ例

本人確認方法必要な本人確認書類例マイナンバー確認書類例口座開設までの目安郵送物の受取
スマホでスピード本人確認運転免許証 または マイナンバーカード(マイナンバーカード利用時は不要)最短当日~翌営業日原則不要
アップロード運転免許証+通知カード など (組み合わせによる)通知カード or 住民票の写し等数営業日~必要
郵送運転免許証コピー+通知カードコピー など通知カードコピー or 住民票写し1週間程度~必要

※上記は一例です。詳細はGMOクリック証券公式サイトでご確認ください。

書類とか、手続きが面倒くさそう…。

最近はスマホだけで完結する『スピード本人確認』があるから、すごく楽になったわよ。運転免許証かマイナンバーカードがあれば、写真を撮って送るだけ。郵送の手間もないし、一番早く取引を始められる可能性が高いわ。もちろん、アップロードや郵送も選べるから、自分に合った方法を選んでね。

3.3 口座タイプの違い(総合 / FX専用 / 追加CFD)

GMOクリック証券には、いくつかの口座タイプがあります。

CFD取引を始めるためには、どの口座が必要なのかを理解しておきましょう。

(1) 証券取引口座(総合口座)

この口座は、GMOクリック証券が提供するほぼ全ての金融商品・サービスを利用するための基本となる口座です。

国内株式、投資信託、FXネオ(FX取引サービス)、そしてCFD取引などが、この口座を通じて利用できます。

GMOクリック証券で初めて口座を開設する場合、まずはこの証券取引口座(総合口座)を開設することになります。

(2) FX専用口座

名前のとおり、FX取引(FXネオ)のみに特化した口座です。

この口座では、CFD取引や株式取引はできません。

FXだけを取引したい方向けの口座です。

(3) CFD取引口座

CFD取引を行うためには、このCFD取引口座が必要です。

ただし、CFD取引口座は単独で存在するものではありません。

証券取引口座(総合口座)を開設した上で、その口座内でCFD取引サービスを利用するための追加手続きとして開設します。

つまり、「証券取引口座(総合口座)の中にCFD取引機能を追加する」というイメージです。

すでにGMOクリック証券の証券取引口座やFX専用口座を持っている方でも、CFD取引を始めるには、別途CFD取引口座の開設申込み(追加申込み)が必要になります。

したがって、「GMOクリック証券でCFD口座を開設したい」と考えている方は、まず証券取引口座(総合口座)の開設を目指し、その手続きの中で、または口座開設後にCFD取引口座を追加で申し込む流れになります。

CFDだけやりたいんだけど、どの口座を選べばいいんですか?

GMOクリック証券の場合、まず『証券取引口座』っていう総合的な口座を作るの。その口座の中で、改めて『CFD取引口座を追加しますか?』って聞かれるから、そこで『はい』を選べばOKよ。最初からCFD専用の口座があるわけじゃないのね。

4. GMOクリック証券CFD口座開設の流れ

GMOクリック証券でCFD口座を開設するための具体的な手順を、オンラインでの情報入力から本人確認書類の提出、審査、そして口座開設完了後の初期設定まで、4つのステップに分けて詳しく解説します。

4.1 ステップ1:オンライン申込情報入力

口座開設手続きは、GMOクリック証券の公式サイトから始めます。

フィッシングサイトなどに注意し、必ず正規のサイトからアクセスしてください。

公式サイト上にある「口座開設」ボタン(文言は変更される可能性があります)をクリックし、申込フォームに進みます。

画面に表示される指示に従って、必要な情報を順番に入力していきます。

この最初のステップは、口座開設の土台となる重要な部分です。

(1) 基本情報の入力

まず、ご自身の基本的な情報を入力します。

氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、メールアドレスなどを正確に入力してください。

ここで入力ミスがあると、後の本人確認で不一致となり、審査に時間がかかったり、最悪の場合、口座開設ができなかったりする恐れがあります。

特に住所は、提出する本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)に記載されている表記と一字一句同じになるように、注意深く入力しましょう。

マンション名や部屋番号なども省略せずに正確に入力してください。

(2) 投資目的・経験の申告

次に、投資に関する質問に回答します。

職業、年収、保有している金融資産の額、主な収入源などを申告します。

加えて、株式投資、FX、信用取引などの投資経験について正直に回答する必要があります。

投資の目的(短期的な利益追求、中長期的な資産形成など)も選択します。

CFD取引はリスクを伴うため、CFD取引の経験の有無や、その仕組み・リスクをどの程度理解しているかを確認する項目も設けられています。

各種規約や確認書面の内容をよく読み、理解した上で同意する必要があります。

これらの情報は、GMOクリック証券が申込者の状況を把握し、適切な口座開設審査を行うために使用されます。

虚偽の申告は絶対に行わないでください。

入力項目がたくさんありそう…間違えたらどうしよう。

落ち着いて、画面の指示通りに入力すれば大丈夫よ。特に名前や住所は、本人確認書類とピッタリ同じになるように気をつけてね。投資経験とか資産状況は、正直に答えるのが一番。見栄を張っても良いことはないし、審査で確認されるからね。

4.2 ステップ2:本人確認書類・マイナンバー提出

オンラインでの情報入力が完了したら、次に本人確認書類とマイナンバー確認書類を提出します。

提出方法は、オンライン申込の際に選択した方法(スマホでスピード本人確認、アップロード、郵送のいずれか)に従います。

このステップを完了しないと、口座開設審査に進めません。

(1) スマホでスピード本人確認(eKYC)

GMOクリック証券が最も推奨している方法です。

手続きが簡単で、口座開設までの時間が最も短縮されます。

スマートフォンのカメラを使用し、画面の指示に従って操作します。

対象となる本人確認書類(運転免許証またはマイナンバーカード)の表面・裏面・厚みなどを撮影します。

次に、ご自身の顔写真を撮影します(インカメラを使用)。

これらのデータがオンラインで送信され、本人確認が行われます。

この方法の利点は、手続きがオンライン上で完結することです。

書類をコピーしたり郵送したりする手間がかかりません。

審査がスムーズに進めば、最短で申込当日から翌営業日には口座開設が完了する可能性があります。

また、多くの場合、GMOクリック証券からの郵送物の受け取りも不要となります。

(2) アップロード・郵送提出の手順

アップロードを選択した場合:

まず、必要な本人確認書類とマイナンバー確認書類を、スマートフォンやデジタルカメラで撮影するか、スキャナーで取り込み、画像ファイル(JPEG形式など)として用意します。

次に、GMOクリック証券のサイトにログインし、指定されたページから用意した画像ファイルをアップロードします。

書類に不備がなければ審査に進みますが、後日、GMOクリック証券から転送不要書留郵便で口座開設完了の通知が郵送されます。

この郵便物を必ずご自身で受け取る必要があります。受け取りをもって本人確認が完了となります。

郵送を選択した場合:

オンライン申込完了後に表示される宛先、または取り寄せた申込書類に同封されている返信用封筒を使用します。

必要な本人確認書類とマイナンバー確認書類のコピーを用意し、申込書(必要な場合)と共に郵送します。

書類がGMOクリック証券に到着し、内容が確認されるまでに時間がかかります。

本人確認の完了通知も郵送で届きます。

口座開設まで最も時間がかかる方法です。

やっぱりスマホでやるのが一番早そうですね!

そうね、eKYC(スマホでスピード本人確認)が一番スムーズだと思うわ。もしスマホ操作が苦手だったり、対応する書類が手元になかったりする場合は、アップロードや郵送も選べるから安心して。ただ、少し時間はかかるかもしれないわね。

4.3 ステップ3:審査と口座開設完了

提出された申込情報と本人確認書類に基づいて、GMOクリック証券による口座開設の審査が行われます。

審査基準の詳細は公開されていません。

しかし、申込内容(年齢、資産状況、投資経験、リスク理解度など)や提出書類に不備がないか、反社会的勢力との関わりがないかなどが総合的に判断されます。

申込内容や本人確認書類に不備がなければ、手続きは比較的スムーズに進みます。

不備があった場合は、メールなどで連絡があり、再提出などを求められることがあります。

(1) 審査日数の目安と進捗確認方法

審査にかかる日数は、選択した本人確認方法や、審査の混雑状況によって変動します。

スマホでスピード本人確認(eKYC)を利用した場合、書類に不備がなければ最短で申込当日から翌営業日に審査が完了する可能性があります。

アップロード郵送の場合は、書類の確認作業などに時間がかかるため、一般的に数営業日から1週間程度、あるいはそれ以上の日数がかかる場合があります。

審査が完了し、口座開設が承認されると、通常は登録したメールアドレス宛てに連絡が来ます。

同時に、口座へのログインに必要なIDなどが通知されます。(通知方法はメール、または郵送の場合があります。)

申込後の審査状況については、GMOクリック証券のサイトにログインして確認できる場合があります。

なかなか連絡が来ない場合は、マイページなどで状況を確認してみましょう。

(2) 審査に落ちた場合の対処法

万が一、審査に通らなかった(口座開設が承認されなかった)場合、その具体的な理由は開示されません。

考えられる原因としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 申込基準(年齢、金融資産など)を満たしていなかった。
  • オンラインで入力した情報と、提出した本人確認書類の内容に相違があった。
  • 投資経験やリスク理解度が、CFD取引を行うには不十分と判断された。
  • 過去に金融機関等でトラブルがあった。
  • その他、総合的な判断。

もし審査に落ちてしまった場合は、まず入力内容に誤りや不備がなかったか、もう一度よく確認してみましょう。

原因と思われる点を修正して、再度申し込みができるか確認します。(短期間での再申し込みが制限される場合もあります。)

あるいは、一定期間を置いて、ご自身の金融資産の状況や投資経験が変わった段階で、改めて申し込むという方法も考えられます。

それでも開設が難しい場合は、他の証券会社の利用を検討するのも一つの選択肢です。

審査って、どのくらい時間がかかるんですか?もし落ちたらどうしよう…

スマホで本人確認なら、早ければ翌営業日には結果がわかることもあるわよ。郵送だと少し時間がかかるわね。もし残念ながら審査に通らなくても、理由を教えてもらうのは難しいの。でも、入力ミスがなかったか確認したり、少し時間を置いてから再チャレンジしたりすることはできるわ。

4.4 ステップ4:サービス選択と初期設定

無事に証券取引口座(総合口座)の開設が完了したら、いよいよCFD取引を開始するための最終設定を行います。

審査完了の通知で受け取ったログインIDと、ご自身で設定した(または初期設定の)パスワードを使って、GMOクリック証券の会員ページ(マイページ)にログインします。

(1) CFD取引口座を追加開設する方法

証券取引口座(総合口座)が開設されただけでは、まだCFD取引はできません。

CFD取引サービスを利用するための追加手続きが必要です。

GMOクリック証券の会員ページ(マイページ)にログインします。

メニューの中から「口座開設状況」や「各種サービス申込」といった項目を探します。(メニュー名は変更される可能性があります。)

その中に「CFD取引口座」に関する項目があるはずです。

「未開設」や「申込」といった状態になっているボタンをクリックして、CFD取引口座の開設手続きに進みます。

手続きの過程で、CFD取引に関するリスクや仕組みについて記載された書面(電子交付)が表示されます。

内容を十分に確認し、理解した上で同意してください。

通常、このCFD口座の追加開設にあたって、再度厳しい審査が行われることはありません。

書面に同意すれば、比較的すぐにCFD取引口座が有効になり、取引が可能になります。

(2) 取引パスワード設定・初回ログイン

CFD取引を行う際には、セキュリティを高めるため、会員ページへのログインパスワードとは別に「取引パスワード」の設定が必要になる場合があります。(GMOクリック証券の現在の仕様をご確認ください。)

初回ログイン時や、CFD取引口座の追加開設手続きの際に、取引パスワードの設定を求められることがあります。

画面の指示に従って設定してください。

設定する取引パスワードは、ログインパスワードとは異なる、第三者に推測されにくいものにすることが推奨されます。

誕生日や電話番号など、安易な文字列は避けましょう。

設定した取引パスワードは、実際のCFD取引(注文の発注など)の際に必要となります。

忘れないように、しかし他人に知られないように、厳重に管理してください。

これらの初期設定が完了すれば、いよいよCFD取引を開始する準備が整います。

口座ができたら、すぐにCFD取引を始められるんですか?

ほぼ始められるけど、もう一手間あるの。まずマイページにログインして、『CFD口座を追加する』っていう手続きをするのよ。書面を確認して同意すれば、すぐ使えるようになるはず。あと、取引専用のパスワードを設定する必要があるかもしれないから、画面の指示に従って設定してね。

5. 取引開始までの準備

CFD口座開設が完了した後、実際に取引を始めるために必要な準備として、取引資金の入金方法と手数料、取引ツールのインストールや設定方法、そしてデモ取引を活用した操作練習について説明します。

5.1 入金方法と手数料

CFD取引を行うには、証拠金となる資金を口座に入金する必要があります。

GMOクリック証券では、便利で手数料のかからない入金方法が用意されています。

(1) 即時入金サービス

最もおすすめの入金方法です。

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などのメガバンクや、楽天銀行、PayPay銀行などのネット銀行、ゆうちょ銀行、その他多くの地方銀行など、GMOクリック証券が提携している金融機関のインターネットバンキングを利用します。

このサービスを使えば、原則24時間いつでも、ほぼリアルタイムでGMOクリック証券の口座に資金を反映させられます。

しかも、振込手数料は無料です。

夜間や休日でもすぐに入金して取引を始めたい場合に非常に便利です。

(2) 振込入金

GMOクリック証券が指定する銀行口座に、ご自身の銀行口座から直接振り込む方法です。

ATMや銀行窓口、インターネットバンキングから通常の振込手続きを行います。

この場合、ご利用の金融機関が定める振込手数料は、お客様の負担となります。

また、銀行の営業時間などの関係で、GMOクリック証券の口座に資金が反映されるまでに時間がかかる場合があります。

(3) 入金時の注意点

どちらの方法で入金する場合でも、必ずGMOクリック証券の口座名義と同一名義の銀行口座から入金してください。

ご家族名義など、本人以外の口座からの入金は受け付けられません。

スムーズかつコストをかけずに取引を開始するためにも、提携金融機関のインターネットバンキングが利用できる場合は、即時入金サービスの利用を検討しましょう。

口座にお金を入れるのはどうすればいいですか?手数料はかかりますか?

一番便利なのは『即時入金サービス』ね。提携している銀行のネットバンキングを使えば、手数料無料で、すぐ口座にお金が反映されるわ。普通の銀行振込もできるけど、その場合は振込手数料がかかるし、反映まで時間もかかるから、即時入金がおすすめよ。

5.2 取引ツールのインストールと設定

口座への入金が完了したら、次は実際に取引で使用するツールを準備します。

ご自身の取引スタイルや環境に合わせて選びましょう。

(1) PC用「はっちゅう君CFD」

本格的な取引環境を求める方向けの、インストール型高機能ツールです。

GMOクリック証券の公式サイトからソフトウェアをダウンロードし、お使いのパソコンにインストールします。

インストール後、プログラムを起動し、通知されたログインIDとパスワードでログインします。

初回起動時には、チャートの色や表示するテクニカル指標、注文パネルの配置などを自分好みにカスタマイズできます。

使いこなせば非常に強力な武器になります。

(2) スマートフォンアプリ「GMOクリック CFD」

場所を選ばずに取引したい方向けのアプリです。

iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playから「GMOクリック CFD」を検索し、インストールします。

インストール後、アプリを起動し、ログインIDとパスワードでログインします。

レートのアラート機能や、経済指標発表のプッシュ通知などを設定しておくと、取引機会を逃しにくくなり便利です。

(3) Webブラウザ版

ソフトウェアのインストールが不要で、手軽に利用を開始できます。

GMOクリック証券の会員ページ(マイページ)にログインし、CFD取引のメニューからアクセスします。

特に設定は必要ありませんが、お使いのブラウザが推奨環境を満たしているか確認しておくと良いでしょう。

どのツールを使う場合でも、まずはログインできるかを確認し、基本的な画面構成や操作方法に目を通しておくことをおすすめします。

どのツールを使えばいいか迷います…。

最初はスマホアプリやWebブラウザ版から試してみるのが手軽かもしれないわね。慣れてきて、もっと本格的にチャート分析とかしたくなったら、PC用の『はっちゅう君CFD』をインストールするといいわ。色々試して、自分が一番使いやすいものを見つけるのが一番よ。

5.3 デモ取引で操作を確認

実際の資金を入金する前、あるいは入金した後でも、本番の取引を始める前に、デモ取引で練習することを強く推奨します。

GMOクリック証券では、無料で利用できるデモ取引口座を提供しています。

デモ口座の申込は、公式サイトから簡単に行えます。本番口座とは別に申し込む必要があります。

デモ口座では、数十万円~数百万円程度の仮想資金が用意されており、この仮想資金を使って、本番とほぼ同じ取引環境(レート、スプレッド、ツールなど)でCFD取引を体験できます。

デモ取引の最大のメリットは、リスクなしで取引の練習ができることです。

ここで、以下の点をしっかり確認・習得しましょう。

  • 取引ツールの基本的な使い方: チャートの見方、気配値の確認方法、注文の発注方法(成行、指値、逆指値など)、保有ポジションの確認、決済方法、損切り注文の設定方法など。
  • CFD取引の流れ: 新規注文から決済までの一連の流れ。
  • 値動きの感覚: 実際に価格がどのように動くのか、どのくらいの損益が発生するのか。
  • 注文方法の練習: 様々な注文方法を試し、それぞれの特徴を理解する。

特にCFD初心者の方は、いきなり本番の取引を始めると、操作ミスや想定外の値動きによって大きな損失を出してしまう恐れがあります。

デモ取引で十分に操作に慣れ、取引の感覚を掴んでから、自信を持って本番の取引に臨むようにしてください。

いきなり本番のお金で取引するのは怖いです…。

その気持ち、すごくよくわかるわ。だからこそ、まずはデモ取引でしっかり練習しましょう!仮想のお金だから、失敗しても大丈夫。ツールの使い方を覚えたり、どんな感じで価格が動くのかを体験したりするのに最適よ。自信がついてから本番に臨めばいいの。

6. 取引ルールとコスト詳細

GMOクリック証券のCFD取引における具体的なルール、特にレバレッジの上限や必要証拠金の計算、スプレッド以外のコストである調整額やロスカットの仕組み、そして取引可能な時間帯について詳しく解説します。

6.1 レバレッジ上限・必要証拠金

CFD取引の大きな特徴であるレバレッジについて、具体的なルールを理解しておきましょう。

レバレッジとは、「てこの原理」のように、預けた証拠金を担保にして、自己資金以上の大きな金額を取引できる仕組みです。

レバレッジが高いほど、少ない証拠金で大きなポジション(取引量)を持つことができます。

これにより、小さな値動きでも大きな利益を狙える可能性がありますが、逆に、損失が発生した場合も自己資金に対して大きな割合となり、リスクも比例して高くなります。

GMOクリック証券のCFDでは、取引する商品カテゴリごとに最大レバレッジが異なります。

  • 株価指数CFD:最大10倍
  • 商品CFD:最大20倍
  • 株式CFD:最大5倍
  • バラエティCFD:最大5倍

実際に取引を始める際には、必要証拠金を口座に預け入れる必要があります。

必要証拠金とは、特定のポジションを建てる(新規に持つ)ために最低限必要な資金額のことです。

必要証拠金の計算式は以下のとおりです。

必要証拠金 = 取引価格 × 取引数量 ÷ レバレッジ

例えば、日経平均(JP225)の価格が30,000円の時に、1枚(取引単位)の買いポジションを持つ場合を考えます。

株価指数CFDのレバレッジは10倍なので、

必要証拠金 = 30,000円 × 1枚 ÷ 10倍 = 3,000円

となります。(別途、買値と売値の差であるスプレッド分の評価損が発生します。)

つまり、3,000円の証拠金で30,000円分の取引ができる計算になります。

ただし、これはあくまで最低限必要な金額です。

価格変動による損失に備え、口座には十分な余裕資金を入れておくことが極めて重要です。

レバレッジって、具体的にどう計算するんですか?

例えば日経平均が3万円の時に1枚買うとするでしょ。株価指数CFDのレバレッジは最大10倍だから、最低限必要な証拠金は3万円÷10倍で3千円になるの。ただ、これはギリギリの金額だから、実際にはもっと余裕を持った資金で取引するのが安全よ。

6.2 スプレッド・調整額・ロスカット水準

取引にかかるコストと、リスク管理に関する重要なルールを再確認しましょう。

(1) スプレッド

前述のとおり、買値と売値の差であり、取引ごと(新規注文時と決済注文時)に発生する実質的な取引コストです。

GMOクリック証券は低スプレッドを提供していますが、市場の状況、特に早朝や深夜、経済指標発表時など流動性が低下する場面や、相場が急変動する際には、スプレッドが通常よりも拡大する可能性がある点に注意が必要です。

(2) 調整額(金利調整額・権利調整額)

ポジションを決済せずに翌営業日に持ち越す(オーバーナイトする)ことで発生します。

金利調整額は、買いポジションなら支払い、売りポジションなら受け取りが基本ですが、金利情勢により変動します。

権利調整額(配当相当額)は、株価指数CFDや株式CFDで発生し、買いポジションなら受け取り、売りポジションなら支払いとなります。

短期売買が中心であれば影響は小さいですが、長期でポジションを保有する場合は、これらの調整額が日々累積していくため、トータルの損益に影響を与えるコスト(または収益)として意識する必要があります。

(3) ロスカット

ロスカットは、投資家の損失が一定以上に拡大するのを防ぐための強制決済システムです。

保有しているポジションの評価損が拡大し、口座の証拠金維持率がGMOクリック証券の定める一定水準(現在は50%)を下回ると、保有している全ての未決済ポジションが自動的に強制決済されます。

証拠金維持率は、以下の計算式で求められます。

証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

(有効証拠金 = 口座残高 + ポジションの評価損益)

ロスカットが執行されると、ご自身の意図しないタイミングと価格で損失が確定してしまいます。

これを避けるためには、常に証拠金維持率に余裕を持たせ、ロスカット水準(50%)に近づかないような資金管理が極めて重要です。

GMOクリック証券 CFDのコストとロスカットルール

項目内容詳細・注意点
スプレッド買値と売値の差。実質的な取引コスト。取引ごとに発生。相場急変時等に拡大する可能性あり。
価格調整額金利調整額・権利調整額。ポジション持ち越しで発生。日々発生。買い/売り、銘柄により受け払いあり。長期保有時は要注意。
取引手数料売買ごとの手数料。原則無料。
ロスカット水準強制決済が執行される証拠金維持率の水準。50% (この水準を下回ると全ポジション強制決済)
証拠金維持率(有効証拠金 ÷ 必要証拠金) × 100。口座の健全性を示す指標。常に余裕を持った水準(例: 100%を大きく超える)を保つことが推奨されます。

ロスカットって何ですか?なんだか怖い響きです…。

ロスカットは、損失がふくらみすぎて証拠金が一定の割合(GMOクリック証券なら50%)を下回った時に、それ以上の損失を防ぐために強制的にポジションを決済する仕組みよ。ありがたい仕組みでもあるけど、意図しないタイミングで損が確定しちゃうこともあるから、そうならないように資金管理をしっかりするのが大切なの。

6.3 取引時間・メンテナンス時間

CFDは銘柄によって取引できる時間が異なります。

また、取引できない時間帯(メンテナンス時間)も存在するため、注意が必要です。

(1) 株価指数CFD(日経平均、NYダウなど)や商品CFD(金、原油など)

これらの主要な銘柄の多くは、ほぼ24時間取引が可能です。

具体的には、月曜日の早朝から土曜日の早朝まで(米国サマータイム期間などにより若干変動あり)、連続して取引できる時間が長いです。

これにより、日中は仕事などで忙しい方でも、ご自身のライフスタイルに合わせて取引時間を確保しやすいでしょう。

ただし、各市場の取引開始・終了時間付近や、重要な経済指標の発表前後などは、値動きが通常より激しくなったり、スプレッドが拡大したりする傾向があるため、注意が必要です。

(2) 外国株式CFD

アップルやアマゾンといった個別の外国株式CFDは、その株式が上場している現地の株式市場の取引時間に準じて取引可能時間が設定されています。

例えば、米国株式CFDであれば、主に米国の市場が開いている時間帯(日本時間の夜間~早朝)が取引時間となります。

(3) メンテナンス時間

GMOクリック証券では、システムの安定稼働のため、毎日システムメンテナンスを実施しています。

メンテナンス時間は、通常、日本時間の早朝(具体的な時間は公式サイトで要確認)に設定されています。

このメンテナンス時間中は、レート配信が停止し、取引システムへのログインや、注文の発注・変更・取消などが一切できません。

ポジションを保有している場合は、メンテナンス時間中に相場が大きく動いても対応できないリスクがあります。

また、週末(土曜日・日曜日)にも、長時間のメンテナンスが実施されることがあります。

取引を行う際には、必ずGMOクリック証券の公式サイトで、取引したい銘柄の正確な取引時間と、メンテナンス時間を確認しておくようにしましょう。

CFDっていつでも取引できるんですか?

日経平均や金・原油みたいな銘柄は、平日はほぼ24時間取引できるから、仕事が終わった後でも取引しやすいわね。ただ、外国株はその国の市場が開いている時間になるわ。あと、毎日短いメンテナンス時間があって、その間は取引できないから注意が必要よ。週末にもメンテナンスがあるわ。

7. リスク管理とトレード戦略

CFD取引に不可欠なリスク管理の考え方として、損切り設定の重要性やロスカットを避ける方法、適切なポジションサイズの計算方法、そして長期保有時のコストを意識した戦略について解説します。

7.1 損切り設定とロスカット回避策

CFD取引はレバレッジを利用できるため、大きな利益を期待できる反面、大きな損失を被る可能性もあります。

したがって、リスク管理が極めて重要になります。

(1) 損切り(ストップロス)

損切りとは、保有しているポジションの価格が、自分の予測と反対方向に動いて損失が発生した場合に、事前に**自分で決めておいた許容できる損失額(または価格水準)に達したら、自らの判断でポジションを決済することです。

損失が確定することは精神的に辛いものですが、感情に流されて「もう少し待てば価格が戻るかもしれない」と決済を先延ばしにすると、損失がさらに拡大してしまう恐れがあります。

損切りは、それ以上の損失拡大を防ぎ、資金を守るために不可欠な行動です。

GMOクリック証券の取引ツールには、指定した価格に達したら自動的に決済注文を出す「逆指値注文(ストップ注文)」機能があります。

新規注文と同時に損切り注文も設定しておくことを強く推奨します。

(2) ロスカット回避策

ロスカット(強制決済)は、証拠金が一定水準(GMOクリック証券では50%)を下回った場合に執行される、投資家保護のための最終的な安全装置です。

しかし、ロスカットされるということは、それまでに大きな含み損を抱えている状態であり、なるべく避けるべき事態です。

ロスカットを回避するためには、以下の点を常に意識してください。

  • 証拠金維持率を常に高く保つ: ロスカット水準である50%に近づかないよう、常に余裕を持った証拠金維持率(例えば、常に200%以上を維持するなど、自分なりの基準を持つ)を保つように心がけます。
  • レバレッジを低めに抑える: 最大レバレッジいっぱいまで使うのではなく、実質的なレバレッジ(有効証拠金に対するポジション総額の比率)を低めにコントロールします。
  • ポジションサイズを小さくする: 一度に持つポジションの量を、自分の資金額に対して適切な範囲に抑えます。
  • 早めの損切りを実行する: 相場が不利な方向に動いた場合は、ロスカット水準に近づく前に、自分で決めた損切りルールに従って早めに決済します。
  • 必要に応じて追加入金を行う: ポジションを維持したいが証拠金維持率が低下してきた場合、ロスカットを避けるために口座に追加資金を入金する方法もあります。(ただし、これは損失を先延ばしにするだけで、根本的な解決にならない場合もあります。)

計画的な損切りと、余裕を持った資金管理によって、ロスカットのリスクを低減させることが安定した取引継続の鍵です。

損するのは嫌だけど、どうすればいいかわかりません…。

気持ちはわかるけど、投資にリスクはつきものよ。大切なのは、大きな損失を出さないこと。そのために『損切り』ルールを自分で決めて、必ず守ることが大事。例えば『〇円下がったら必ず決済する』みたいにね。あと、常に証拠金に余裕を持たせて、ロスカットされないように気をつけることね。

7.2 ポジションサイズ計算の基本

リスク管理において、「一度の取引でどのくらいの量(ポジションサイズ)を持つか」を適切に決めることは、損切りルールの設定と並んで非常に重要です。

毎回、勘や気分で取引量を変えるのではなく、一貫したルールに基づいてポジションサイズを計算することが、長期的に安定したトレードを行うための基本となります。

ポジションサイズを決める基本的な考え方は、「1回の取引で許容できる最大損失額」から逆算する方法です。

  1. 許容損失額を決める:まず、1回の取引あたり、最大でいくらまでの損失なら許容できるかを決めます。これは、ご自身の総資金額に対する割合で決めるのが一般的です。例えば、**「1回の取引での最大損失は、口座資金全体の2%まで」**のように、具体的なルールを設定します。(例:口座資金が10万円なら、1回の許容損失額は2,000円)
  2. 損切りまでの値幅を想定する:次に、新規でポジションを持つ際に、どこまで価格が逆行したら損切りするか、その値幅を決めます。これは、チャート分析(サポートラインやレジスタンスラインなど)や、直近の値動きなどを参考にして決定します。(例:日経平均CFDを30,000円で買い、損切りラインを29,900円に設定する場合、損切りまでの値幅は100円)
  3. ポジションサイズを計算する:上記1と2で決めた数値を使って、適切なポジションサイズを計算します。計算式(概算): ポジションサイズ(取引枚数) ≒ 許容損失額 ÷ (損切りまでの値幅 × 1ポイントあたりの価値)※「1ポイントあたりの価値」は、取引するCFD銘柄によって異なります。(例:日経平均CFD(JP225)は通常1枚あたり価格の100倍で取引されるため、1円の値動きで100円の損益。ただしGMOクリック証券のJP225は1枚あたり価格の10倍相当のミニサイズの場合もあるため要確認)(例:許容損失額2,000円、損切り値幅100円、JP225ミニ(1円で10円損益)の場合、2,000円 ÷ (100円 × 10円/円) = 2枚)

このように計算することで、毎回のリスク量を一定に保つことができます。

相場の状況によって損切り幅が変わっても、それに応じてポジションサイズを調整することで、1回あたりの最大損失額をコントロール下に置くことが可能です。

これは、感情的なトレードを防ぎ、規律ある資金管理を行う上で非常に有効な方法です。

どれくらいの量を買ったり売ったりすればいいのか、全然わかりません。

それはすごく大事なポイントね。毎回『なんとなく』で取引量を決めるのは危険よ。まず『この取引で最大いくらまでなら損してもいいか』を決めるの。例えば資金10万円で、1回の損失は2千円(2%)まで、みたいにね。次に、どこで損切りするかを決めて、そこから逆算して取引量を計算するのよ。

7.3 長期保有コストを意識するポイント

CFDは、デイトレードのような短期売買だけでなく、数週間から数ヶ月、あるいはそれ以上にわたってポジションを保有する、中期・長期のトレードも可能です。

しかし、CFDポジションを翌日以降に持ち越す(オーバーナイトする)際には、価格調整額が日々発生する点に注意が必要です。

このコストは、長期保有する場合、無視できない影響を与える可能性があります。

(1) 金利調整額

これは、保有しているポジションに関連する通貨間の金利差に基づいて計算される調整額です。

一般的には、低金利通貨を売って高金利通貨を買うポジション(例えば、円売りドル買いのFXのようなイメージ)では金利差を受け取れ、逆の場合は支払うことになります。

CFDにおいても、参照する原資産によって金利調整額の受け払いが発生します。

長期で買いポジションを持つ場合、金利支払いが毎日累積していき、ポジションの利益を圧迫したり、損失を拡大させたりする要因になりえます。

逆に売りポジションでは受け取りになることもありますが、金利情勢によっては買いで受け取り、売りで支払いになるケースもあります。

(2) 権利調整額

これは、株価指数CFDや株式CFDにおいて、原資産である株式から配当金が支払われた場合に発生する調整額です。

買いポジションを保有していれば配当金相当額を受け取ることができ、売りポジションを保有していれば支払うことになります。

配当金を受け取れる点はメリットに見えますが、現物株式で配当金を受け取る場合と比較して、税制面で不利になる場合があります。

配当金狙いの長期投資を主目的とするのであれば、CFDではなく現物株式投資の方が適していることが多いでしょう。

したがって、CFDで長期保有を考える場合は、取引を始める前に、対象銘柄の価格調整額(特に金利調整額)が受け取りなのか支払いなのか、そしてその金額はどの程度なのかを事前に確認することが不可欠です。

日々の調整額が、長期的に見てポジションの損益にどの程度影響を与えるかを考慮に入れた上で、保有戦略を立てる必要があります。

CFDって、株みたいにずっと持っておくこともできるんですか?

できるわよ。でも、注意点が一つ。CFDはポジションを持ったまま日をまたぐと『価格調整額』っていうコスト(または受け取り)が毎日発生するの。特に買いポジションを長く持っていると、金利の支払いが積み重なって、無視できないコストになることもあるわ。だから長期保有するなら、調整額のことも考えておく必要があるのよ。

8. 税金と確定申告

CFD取引で得た利益にかかる税金の区分と税率、そして利益が出た場合に必要となる確定申告の方法や、申告に必要な書類について解説します。税金のルールを理解しておくことは重要です。

8.1 CFD損益の税区分と申告方法

CFD取引によって得た利益(売買差益および受け取った価格調整額の合計)は、税法上、「先物取引に係る雑所得等」に分類されます。

これは、給与所得や事業所得など、他の所得とは分けて税額を計算する「申告分離課税」の対象となります。

つまり、CFDの利益がいくらであっても、それによって給与所得などの税率が変わることはありません。

適用される税率は、所得の金額にかかわらず一律で20.315%です。

内訳は、所得税15%、復興特別所得税0.315%(所得税額の2.1%)、住民税5%となっています。

年間のCFD取引の損益を通算(全ての取引の利益と損失を合計)して、利益が出ている場合は、原則として確定申告が必要になります。

確定申告を行い、納税する必要があります。

ただし、会社員などの給与所得者の方で、給与所得以外の所得(CFD取引の利益を含む、他の副業などの所得との合計)が年間で20万円以下の場合は、所得税の確定申告は不要となる場合があります。

(注意:この場合でも、住民税の申告は別途必要になる場合があります。お住まいの自治体にご確認ください。)

逆に、年間のCFD取引の損益を通算して損失が出た場合、確定申告は義務ではありません。

しかし、確定申告をすることで、その損失額を翌年以降3年間にわたって繰り越し、将来のCFD取引(および他の「先物取引に係る雑所得等」に分類される取引)で得た利益と相殺(損益通算)することができます。

これを繰越控除といいます。

将来の税負担を軽減できる可能性があるため、損失が出た年でも確定申告をしておくことをおすすめします。

CFDで儲かったら、税金ってどうなるんですか?

CFDの利益は『先物取引に係る雑所得等』っていう分類になって、利益に対して一律で約20%の税金がかかるの。基本的には、利益が出たら自分で確定申告をする必要があるわ。もし損しちゃった年でも、申告しておけば翌年以降3年間は、その損失を利益と相殺できる制度があるから、やっておくとお得よ。

8.2 必要書類と記入手順

確定申告を行う際には、その年のCFD取引の損益を証明する書類が必要になります。

GMOクリック証券では、1年間(1月1日~12月31日)の取引損益をまとめた「年間損益報告書」(または「支払通知書」などの名称の場合もあります)が、通常、翌年の1月中旬から下旬頃に電子交付されます。

この報告書は、GMOクリック証券の会員ページ(マイページ)からダウンロードして入手できます。

報告書には、年間の実現損益の合計額や、支払った(または受け取った)価格調整額などが記載されています。

確定申告書を作成する際には、この「年間損益報告書」に記載されている金額を基にして、「所得税及び復興特別所得税の確定申告書」や、その付表である「先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書」に必要な情報を記入します。

確定申告の期間は、原則として、所得が発生した年の翌年2月16日から3月15日までの1ヶ月間です。

申告書の提出方法は、税務署の窓口に直接提出する、郵送で提出する、あるいは国税庁のウェブサイト「確定申告書等作成コーナー」を利用して作成し、e-Tax(電子申告)で送信する方法があります。

e-Taxを利用すれば、自宅のパソコンやスマートフォンから申告手続きを完了できるため便利です。

確定申告の手続きや記入方法について不明な点がある場合は、最寄りの税務署に問い合わせるか、税理士に相談することをおすすめします。

国税庁のウェブサイトにも詳しい情報が掲載されています。

確定申告って難しそう…何を用意すればいいですか?

GMOクリック証券のマイページから『年間損益報告書』っていう書類をダウンロードできるから、それがあれば大丈夫よ。その書類に1年間の損益が全部書いてあるから、その数字を確定申告書の『先物取引に係る〜』っていう欄に書き写す感じね。今はe-Taxでネットからもできるし、わからなければ税務署で教えてもらえるわ。

9. よくある質問(FAQ)

GMOクリック証券のCFD口座開設や取引に関する、初心者の方が疑問に思いやすい点をQ&A形式でまとめました。口座開設時の疑問、取引ルールに関する質問、そして困ったときのサポート体制について回答します。

9.1 口座開設Q&A

Q: 口座開設にはどのくらい時間がかかりますか?

A: お申し込み時に選択された本人確認方法によって異なります。「スマホでスピード本人確認(eKYC)」をご利用の場合、最短で申込当日~翌営業日に完了する可能性があります。

書類のアップロードや郵送の場合は、数営業日から1週間程度、あるいはそれ以上かかる場合があります。

Q: 口座開設や口座の維持に費用はかかりますか?

A: いいえ、GMOクリック証券では、口座開設手数料や口座維持手数料は一切かかりません。

無料で口座を開設し、保有し続けることができます。(ただし、実際の取引にはスプレッドや価格調整額などのコストが発生します。)

Q: 投資経験が全くなくても口座開設できますか?

A: 投資経験がない方でも、お申し込みいただくこと自体は可能です。

ただし、CFDはレバレッジを利用するなどリスクの高い金融商品ですので、申込時に商品性やリスクについて十分にご理解いただいているかを確認させていただきます(審査があります)。

口座開設前に、デモ取引などでCFDについて学習されることを強くおすすめします。

Q: 審査に落ちた場合、再申し込みはできますか?

A: 再度お申し込みいただくことは可能です。ただし、審査に落ちた理由は開示されません。

入力情報に誤りがなかったか、ご自身の資産状況や投資経験などに変化があったかなどを確認の上、時間を置いてから再度お申し込みいただくことをご検討ください。(短期間に繰り返しの申し込みは受け付けられない場合があります。)

口座を作るのにお金はかかりますか?

ううん、GMOクリック証券は口座開設も維持も無料だから安心して。ただ、取引自体にはスプレッドとかのコストはかかるから、そこは間違えないでね。

9.2 取引ルールQ&A

Q: 最低いくらから取引できますか?

A: 取引する銘柄の価格と、設定するレバレッジによって最低限必要な証拠金の額は異なります。

例えば、日経平均CFD(JP225)の価格が30,000円で、レバレッジを10倍に設定する場合、最低必要証拠金は約3,000円となります(1枚あたり・別途スプレッド考慮要)。

ただし、これはあくまで最低限の金額であり、価格変動による損失に備えて、十分な余裕を持った資金で取引を開始することを強く推奨します。

Q: 追証(追加証拠金)はありますか?

A: いいえ、GMOクリック証券のCFD取引には、追証(おいしょう)の制度はありません。

口座の証拠金維持率が50%を下回った時点で、追加入金を求めることなく、ロスカットルールに基づき保有している全ポジションが強制決済されます。

追証がない代わりに、ロスカットによる損失確定のリスクがあることを理解しておく必要があります。

Q: 配当金のようなものはもらえますか?

A: はい、株価指数CFDや株式CFDで買いポジションを保有し、権利確定日(配当基準日)をまたいだ場合、配当金に相当する「権利調整額」を受け取ることができます。

逆に、売りポジションを保有している場合は、権利調整額を支払うことになります。

Q: 注文方法にはどんな種類がありますか?

A: GMOクリック証券のCFD取引では、基本的な成行注文、指値注文、逆指値注文(損切り注文)の他に、2つの注文を同時に出し一方が約定したらもう一方はキャンセルされるOCO注文、新規注文と同時にその決済注文(指値または逆指値)も発注するIFD注文、IFD注文とOCO注文を組み合わせたIFD-OCO注文など、多様な注文方法が利用可能です。

デモ取引などを活用して、それぞれの注文方法の使い方を試してみることをおすすめします。

もし損しちゃって、口座のお金が足りなくなったら、追加でお金を請求されたりしますか?(追証)

GMOクリック証券のCFDには『追証』はないのよ。その代わり、証拠金が足りなくなると『ロスカット』で強制的に決済されるルールになっているわ。だから、追証の心配はないけど、ロスカットされないように資金管理をしっかりする必要があるの。

9.3 サポート窓口・問い合わせ方法

Q: 取引のルールや操作方法でわからないことがあったら、どこに問い合わせればいいですか?

A: GMOクリック証券では、お客様向けのサポート体制を用意しています。電話による問い合わせ窓口や、ウェブサイト上の問い合わせフォームから質問を送ることができます。公式サイトの「サポート」や「お問い合わせ」といったページに、連絡先や受付時間などが詳しく記載されていますのでご確認ください。

Q: 取引ツールの使い方がよくわかりません。

A: GMOクリック証券の公式サイトには、PCツール「はっちゅう君CFD」やスマートフォンアプリ「GMOクリック CFD」の操作マニュアルやヘルプページが用意されています。図解入りで解説されていることが多いので、まずはそちらを参照してみましょう。また、前述のとおり、デモ取引で実際にツールを操作しながら使い方を覚えるのが一番の近道です。それでも解決しない場合は、カスタマーサポートに問い合わせることも可能です。

Q: システム障害など、緊急時の連絡先はありますか?

A: 万が一、システム障害などが発生した場合の対応や連絡方法については、GMOクリック証券の公式サイト上で速やかに案内が出されます。「お知らせ」や「重要なお知らせ」といった欄を定期的に確認するようにしましょう。また、緊急連絡先などが別途設けられている場合もありますので、事前に公式サイトで確認しておくと、いざという時に慌てずに対応できます。

もし操作方法とかで困ったら、聞けるところはありますか?

もちろんよ。GMOクリック証券には電話やメールフォームで問い合わせできるカスタマーサポートがあるわ。それに、サイトには詳しいマニュアルもあるし、まずはデモ取引で色々試してみるのがおすすめよ。

10. まとめ:GMOクリック証券でCFDを始めよう

この記事では、CFDという金融商品の基本的な仕組みから、GMOクリック証券でCFD口座を開設するための具体的な手順、取引を開始するまでの準備、知っておくべき取引ルールやコスト、そして最も重要なリスク管理の方法に至るまで、初心者の方が押さえておくべきポイントを網羅的に解説しました。

GMOクリック証券は、業界最安水準のスプレッド、日経平均から金・原油、外国株まで取引できる豊富な銘柄ラインナップ、そして初心者にも扱いやすいと評判の高機能な取引ツールが大きな魅力であり、CFD取引を始める証券会社として多くの方に選ばれています。

CFD取引は、レバレッジを活用することで少ない資金からでも始められるというメリットがありますが、その反面、リスク管理を怠ると大きな損失につながる可能性も秘めています。

取引を始める前には、必ずデモ取引でツールの操作や取引の流れを十分に練習してください。

そして、実際の取引では、必ず余裕を持った資金を用意し、損切りルールを明確に定めてそれを守り、適切なポジションサイズで臨むことを強く推奨します。

GMOクリック証券の口座開設は、スマートフォンを使った「スマホでスピード本人確認(eKYC)」を利用すれば、最短で申込当日~翌営業日には完了します。

手続きは思ったよりも簡単です。

このガイドを参考に、あなたもぜひ、GMOクリック証券でCFD取引への第一歩を踏み出してください。

新たな投資の世界が、あなたを待っています。

鬼河原

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

ミニCFD GMOクリック証券

※CFD:差金決済取引

この記事を書いた人

塚越ヒロのアバター 塚越ヒロ デジタルテレワーカー

IT企業勤務の投資家。        
このブログでは、CFD(差金決済取引)を中心に、株式投資で得た知識や体験を発信します。
【株式投資歴2年】ミニCFDで資産形成中。   
【ミニCFDの魅力】少額で投資の勉強ができる。 
 ミニCFD(数百円)から実力をつけて、CFDにステップアップ。           

目次