ミニCFDって本当に数百円で始められるの?
損が拡大しないか心配。。。
そう感じて「ミニCFD GMOクリック証券」と検索したあなたへ。
この記事では0.1枚取引の仕組みと必要証拠金を具体的に示し、手数料ゼロとセーフティバルブでリスクを小さく抑えるコツまで丁寧に解説します。
読み終えるころには、世界150銘柄へ気軽に投資できる道筋と「まずはやってみよう」という一歩を踏み出す勇気、さらにデモ口座で練習→実戦へ移行する具体的手順がわかります。
1. ミニCFDとは?
ミニCFDは、GMOクリック証券が提供する少額から始められるCFD取引のことです。通常のCFD取引よりも少ない資金で、世界中の様々な資産に投資できる点が特徴です。投資初心者の方が気軽にCFD取引を体験できるように提供されています。
1.1 ミニCFDの定義と通常CFDとの違い
ミニCFDとは、GMOクリック証券が提供している、最小取引数量0.1枚から取引を始められるCFD(差金決済取引)のことです。
CFDは「Contract for Difference」の略で、日本語では「差金決済取引」と訳されます。
実際に株や原油といった金融商品そのものを保有するのではなく、売買したときの価格の差額によって利益や損失が決まる取引方法です。
ミニCFDと通常のCFDとの最も大きな違いは、取引を始めるために必要な最小の単位です。
多くの証券会社が提供する通常のCFD取引では、「1枚」を最小単位として取引するのが一般的です。
しかし、GMOクリック証券のミニCFDでは、その10分の1である「0.1枚」から取引をスタートできます。
このため、取引を始めるにあたって最初に用意する資金、つまり必要証拠金も、通常のCFDに比べて少なくて済むのです。
少ない資金で始められることは、特に投資初心者の方にとって、心理的なハードルを大きく下げる効果があるでしょう。
大きな金額を一度に投じることに不安を感じる方でも、ミニCFDなら無理なく第一歩を踏み出しやすくなります。







1.2 GMOクリック証券がミニCFDを提供する理由
GMOクリック証券がミニCFDを提供する主な目的は、少額の資金からでも、世界中の様々な資産へ手軽に投資できる機会を提供するためです。
株式投資やFX取引の経験がない方や、まだ投資に多くの資金を割けないけれど、CFD取引を体験してみたいという投資初心者の方々を応援したいという想いがあります。
GMOクリック証券は、より幅広い層の人々にCFD取引の魅力を知ってもらい、資産運用の選択肢を広げてもらいたいと考えているのです。
その背景には、「もっと気軽に、世界経済のダイナミックな動きを個人の資産形成に活かしてほしい」という願いが込められています。
例えば、ニュースで頻繁に目にするアメリカの代表的な株価指数や、日々の生活にも関わる原油価格の変動なども、ミニCFDを利用すれば、数百円から数千円程度の少ない資金で取引を始めることが可能です。
これにより、これまで投資の専門知識やまとまった資金がないと難しいと思われがちだった金融商品へのアクセスが、ぐっと身近になります。
GMOクリック証券は、このような少額取引のニーズに応えることで、新たな顧客層を開拓し、長期的な顧客との関係構築を目指しているのでしょう。
また、競争の激しい証券業界において、ミニCFDのようなアクセスしやすい商品を提供することは、他社との差別化を図り、特に投資初心者にとって魅力的な選択肢となることを意図していると考えられます。









2. GMOクリック証券のミニCFDの魅力
GMOクリック証券のミニCFDは、取引単位が0.1枚と小さいため、通常の10分の1の証拠金で取引を始められます。これにより、資金効率が良く、リスク管理もしやすくなります。日本225ミニや米国NQ100ミニ、WTI原油ミニなど多様な銘柄が少額から取引可能で、手数料は無料(スプレッドが実質コスト)です。PCやスマホの取引ツールも使いやすく、初心者にも優しい設計です。
2.1 取引単位0.1枚のメリット
GMOクリック証券のミニCFDは、取引単位が0.1枚からと非常に小さいことが大きな特徴です。
この小さな取引単位が、投資初心者にとって多くのメリットをもたらします。
(1) 必要証拠金が10分の1で済む
通常のCFD取引では、1枚単位での取引が一般的です。
しかし、GMOクリック証券のミニCFDでは、0.1枚単位で取引ができるため、取引を始めるために必要な証拠金(担保として預けるお金)が、およそ10分の1で済みます。
例えば、あるCFD銘柄を1枚取引するのに30,000円の証拠金が必要な場合、ミニCFDであれば、0.1枚で約3,000円の証拠金から取引を試すことが可能です。
実際に、GMOクリック証券のウェブサイトで公開されている情報によると、2025年3月6日時点の目安として、天然ガスミニ(0.1枚)なら約340円、WTI原油ミニ(0.1枚)なら約500円といった、非常に少ない金額から世界の市場にアクセスできます。
「投資はまとまったお金がないと始められない」というイメージを持つ初心者の方でも、ミニCFDなら、まるでお小遣いのような感覚で気軽に第一歩を踏み出せるでしょう。
この少額から始められる点は、特に投資経験が浅い方にとって、大きな安心材料となります。
失敗を恐れずに実際の市場での取引を体験できるため、効果的な学習の機会にもなるでしょう。
少ない資金で始められることで、徐々に投資に慣れていくという、慎重なアプローチも取りやすくなります。
(2) 資金効率とリスク管理
取引単位が0.1枚と小さいことは、資金効率の向上と、よりきめ細かいリスク管理にもつながります。
まず資金効率についてですが、少ない資金で取引を始められるため、手元に残る資金が多くなります。
例えば、手元に10,000円の資金があるとします。
1枚取引するのに30,000円必要な銘柄では取引を開始できません。
しかし、ミニCFDで0.1枚あたり3,000円で取引できる銘柄なら、同じ10,000円の資金で3つの異なる銘柄に分散して投資したり、あるいは同じ銘柄でもタイミングをずらして複数回に分けて取引したり、といった戦略も考えられます。
次にリスク管理の面では、0.1枚単位で取引量を細かく調整できるため、自分が許容できるリスクの大きさに合わせて、投資額を柔軟にコントロールできます。
「この銘柄は少しだけ試してみたい」という場合や、「今の市場は少し不安定だから、いつもより取引量を抑えめにしておこう」といった判断も、ミニCFDなら容易です。
もし取引単位が大きければ、このような微調整は難しく、結果として自分のリスク許容度を超えた取引をしてしまう恐れもあります。
少額から始められるミニCFDは、初心者の方が分散投資の考え方を実践的に学ぶ上でも役立ちます。
異なる値動きをする可能性のある複数の資産に少しずつ資金を配分することで、全体のリスクを抑える効果が期待できるのです。
また、ポジションサイジング、つまり1回の取引でどれくらいの量を取引するかを慎重に決めることは、リスク管理の基本です。
ミニCFDの細かい取引単位は、このポジションサイジングをより精密に行うことを助けてくれます。









2.2 取扱銘柄と必要証拠金目安
GMOクリック証券のミニCFDでは、世界の様々な市場に連動する銘柄を、少ない証拠金で取引できます。
株価指数から商品まで、魅力的なラインナップが揃っています。
(1) 株価指数ミニ(日本225ミニ・米国NQ100ミニ 等)
株価指数CFDは、特定の株式市場全体の動きを表す指数に投資するものです。
個別の企業を選ぶよりも市場全体の動向を捉えやすいため、初心者にも人気があります。
日本225ミニは、日本の代表的な株価指数である日経平均株価(日経225)に連動するCFDです。
GMOクリック証券のミニCFD(0.1枚)なら、2025年3月6日時点の目安で約3,800円から取引を始めることができます。
米国NQ100ミニは、アップルやマイクロソフトといったハイテク企業が多く含まれるアメリカのナスダック100指数に連動します。
こちらもミニCFD(0.1枚)で、同じく2025年3月6日時点の目安で約3,100円程度から取引が可能です。
この他にも、アメリカのS&P500指数やNYダウ工業株30種平均に連動するミニCFDなど、世界の主要な株価指数に少額からアクセスできます。
これらの株価指数はニュースでも頻繁に取り上げられるため、値動きの背景を理解しやすく、取引のイメージを掴みやすいでしょう。
(2) 商品ミニ(WTI原油ミニ・天然ガスミニ 等)
商品CFDは、原油や金、とうもろこしといった「コモディティ」と呼ばれる商品の価格に投資するものです。
私たちの生活に身近な商品も多く、価格変動の要因が分かりやすいこともあります。
WTI原油ミニは、ガソリン価格などにも影響を与える代表的な原油価格の指標であるWTI原油先物価格に連動します。
GMOクリック証券のミニCFD(0.1枚)では、2025年3月6日時点の目安で約500円という非常に少ない資金から取引を始めることができます。
天然ガスミニは、冬場の暖房需要などで価格が変動しやすい天然ガスの価格に連動します。
こちらもミニCFD(0.1枚)で、同じく2025年3月6日時点の目安でさらに少額の約340円から取引が可能です。
この他にも、金(ゴールド)スポットや銀(シルバー)スポット、コーン(とうもろこし)、大豆といった様々な商品もミニCFDで取引対象となっています。
商品は、天候不順や国際情勢の変化などによって価格が大きく変動することがあり、その値動きを捉えて利益を狙う投資家もいます。
また、金などは「安全資産」として、経済が不安定な時期に資金の避難先として買われる傾向も見られます。
ミニCFDを利用すれば、こうしたダイナミックな値動きをする可能性のある市場にも、少ないリスクで参加できます。
以下に、GMOクリック証券のミニCFDで取引できる主要な銘柄の必要証拠金目安(0.1枚あたり、2025年3月6日時点)をまとめました。
銘柄名 | 最新の必要証拠金目安 (円) |
日本225ミニ | 約3,800 |
米国NQ100ミニ | 約3,100 |
WTI原油ミニ | 約500 |
天然ガスミニ | 約340 |
金スポット | 約1,500 (※2023年9月1日時点) |
※金スポットの証拠金は2023年9月1日時点のデータであり、他の銘柄とは時点が異なります。最新の正確な情報は必ずGMOクリック証券の公式サイトでご確認ください。
これらの具体的な金額を見ることで、ミニCFDがいかに少額から始められるかがよく分かるでしょう。









2.3 手数料・スプレッド・コスト構造
GMOクリック証券のミニCFDで取引する際には、いくつかのコストが発生します。
手数料が無料であることの仕組みや、実質的なコストとなるスプレッドについて理解しておきましょう。
(1) 取引手数料ゼロの仕組み
GMOクリック証券のCFD取引(ミニCFDを含む)では、取引手数料が無料です。
これは、株価指数CFD、商品CFD、株式CFDなど、取り扱っている多くの銘柄に適用されます。
つまり、取引を1日に何回行っても、その都度証券会社に支払う「売買手数料」のようなものはかかりません。
では、証券会社はどのようにして収益を得ているのでしょうか。
その答えが「スプレッド」です。
CFD取引では、同じ銘柄であっても、「買いたいときの価格(買値、Askと言います)」と「売りたいときの価格(売値、Bidと言います)」には、わずかな差が設けられています。
この買値と売値の差額がスプレッドであり、投資家にとっては実質的な取引コストとなります。
証券会社は、このスプレッドから収益を得るビジネスモデルを採用しているのです。
したがって、「取引手数料無料」という言葉は魅力的ですが、スプレッドというコストが別途存在することを理解しておく必要があります。
スプレッドは、狭ければ狭い(価格差が小さければ小さい)ほど、投資家にとって有利になります。
GMOクリック証券は、業界でも競争力のある狭いスプレッドの提供を目指しています。
この「取引手数料無料」というシンプルな料金体系は、特に初心者にとって分かりやすく、コスト計算の複雑さを軽減してくれるでしょう。
(2) スプレッド一覧と注意点
スプレッドは、CFD取引における実質的なコストです。
銘柄や市場の状況によって変動するため、注意が必要です。
GMOクリック証券のウェブサイトでは、主要銘柄の現在のスプレッドや、過去の実績(最小スプレッドや平均スプレッドなど)が公開されています。
取引前には、必ず最新の情報を確認するようにしましょう。
以下に、主要なミニCFD関連銘柄のスプレッドの例を挙げます(実際の取引時には変動する可能性があります)。
銘柄名 | スプレッド例 (2024年6月時点の参考値) |
日本225 | 2.9 JPY |
米国NQ100ミニ | 0.6 USD |
WTI原油 | 0.026 USD |
天然ガス | 0.005 USD |
金スポット | 0.20 USD |
※上記スプレッドはあくまで過去の実績や参考値であり、常にこの値で取引できることを保証するものではありません。
スプレッドに関する注意点として、まずスプレッドは常に一定ではなく、変動するということを覚えておきましょう。
特に、早朝や深夜など市場参加者が少ない時間帯、重要な経済指標の発表前後、市場が急変動しているときなどには、スプレッドが通常よりも広がる(買値と売値の差が大きくなる)ことがあります。
また、スプレッドは取引を開始した瞬間に発生するコストであると理解することが大切です。
例えば、ある銘柄のスプレッドが10円だった場合、買った瞬間に評価損益はマイナス10円からスタートします。
利益を出すためには、スプレッドの幅以上に価格が自分に有利な方向に動く必要があるのです。
スプレッドが狭い銘柄を選ぶことは、短期的な売買を繰り返す戦略では特に重要になります。









2.4 使いやすい取引ツール
GMOクリック証券は、初心者から経験豊富なトレーダーまで、幅広い層に対応した高機能で使いやすい取引ツールを提供しています。
パソコン版とスマートフォンアプリ版があり、どちらも快適な取引環境を実現しています。
(1) PCブラウザ版
パソコンからは、インストール型の高機能取引ツール「はっちゅう君CFD」と、インストール不要で手軽に利用できる「WEB取引画面」の2種類が主に提供されています。
「はっちゅう君CFD」は、特にスピーディーな取引を求める方におすすめです。
FX取引ツールとしても定評のある「スピード注文」機能がCFD取引でも利用可能で、新規注文、決済注文、保有ポジションの反対売買(ドテン注文)、同一銘柄の全決済などを、ワンクリックで素早く実行できます。
相場の一瞬のチャンスを逃したくない場合に非常に有効です。
さらに、「はっちゅう君CFD」からは、高度なチャート分析が可能な「プラチナチャート」を起動できます。
このプラチナチャートは、38種類もの豊富なテクニカル指標を搭載しており、詳細な相場分析をサポートします。
特筆すべきは、CFD銘柄だけでなく、GMOクリック証券で取り扱っているFXの通貨ペアのチャートも同じ画面に並べて表示できる点です。
これにより、関連性の高い市場の動向を比較しながら分析するといった、より深い考察が可能になります。
もちろん、プラチナチャート上からもスピード注文を行うことができます。
(2) スマホアプリ
スマートフォン向けには、専用アプリ「GMOクリック CFD」が提供されており、こちらも非常に高い完成度を誇ります。
場所を選ばずに、いつでもどこでも本格的なCFD取引が可能です。
このスマホアプリには、12種類のテクニカル指標と、チャート上にトレンドラインなどを直接描画できる11種類のライン描画ツールが搭載されています。
これにより、外出先や移動中であっても、パソコン版に劣らないレベルの相場分析を行うことができます。
もちろん、スマホアプリからもスピード注文機能を利用できるため、急な相場変動にも素早く対応できます。
画面構成は直感的で分かりやすく、初心者の方でも操作に迷うことなく、スムーズに取引を始められるように工夫されています。
これらの充実した取引ツールは、GMOクリック証券が多くのトレーダーに選ばれる理由の一つと言えるでしょう。
特にミニCFDで少額から取引を始める初心者にとっては、ツールの使いやすさが学習のしやすさや取引の継続しやすさに直結します。









3. 口座開設から取引開始まで
GMOクリック証券のミニCFDを始めるには、まず口座開設が必要です。「スマホでスピード本人確認」を利用すれば最短当日で取引を開始できます。口座開設後は、提携金融機関からの即時入金サービスでスムーズに資金を準備し、0.1枚単位で成行注文や指値注文といった方法でミニCFDの取引を始められます。
3.1 口座開設の流れ(最短当日スタート)
GMOクリック証券でミニCFD取引を始めるための最初のステップは、取引口座の開設です。
手続きはオンラインで完結し、非常にスピーディーに進めることができます。
口座開設の大まかな流れは以下の通りです。
- GMOクリック証券の公式サイトにアクセスします。「口座開設」のボタンから手続きを開始してください。
- 申込フォームに必要な情報を入力します。画面の案内に従って、氏名、住所、生年月日、連絡先、職業、投資経験などを正確に入力しましょう。
- 本人確認書類とマイナンバー確認書類を提出します。提出方法にはいくつか選択肢がありますが、最も早くて便利なのが「スマホでスピード本人確認」です。この方法では、お持ちのスマートフォンでご自身の顔写真と、運転免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類を撮影してアップロードするだけで手続きが完了します。郵送の手間がかからず、書類の準備も最小限で済みます。「スマホでスピード本人確認」を利用して証券取引口座を申し込んだ場合、審査状況にもよりますが、最短で2営業日後には口座が開設されます。もしFX専用取引口座であれば、最短当日に取引開始が可能な場合もあります。
- GMOクリック証券による審査が行われます。入力情報や提出書類に基づいて、口座開設の審査が実施されます。
- 口座開設完了のお知らせとログイン情報の発行。審査に通過すると、口座開設完了の通知がメールなどで届きます。その後、取引に必要なログインIDやパスワードなどが発行され、取引システムにログインできるようになります。
口座開設に必要なもの(主な例)は以下の通りです。事前に準備しておくとスムーズです。
- 本人確認書類: 運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など(顔写真付きのものが推奨されます)。
- マイナンバー確認書類: マイナンバーカード、通知カードなど。
- メールアドレス: 連絡や通知の受け取りに必要です。
- 振込先の金融機関口座情報: 入出金に使用するご自身名義の銀行口座情報。
この迅速な口座開設プロセスは、特に「思い立ったらすぐに始めたい」という初心者の方にとって、大きなメリットとなるでしょう。









3.2 入金方法・即時入金サービス
無事にCFD取引口座が開設されたら、次は取引に使用する資金を口座に入金します。
GMOクリック証券では、便利でスピーディーな入金方法が用意されています。
最もおすすめなのが「即時入金サービス」です。
このサービスは、GMOクリック証券が提携している多くの金融機関のインターネットバンキングを利用して、原則24時間リアルタイム(または数分以内)に、手数料無料で取引口座へ資金を移動できる仕組みです。
提携金融機関には、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、イオン銀行、セブン銀行、auじぶん銀行など、主要な都市銀行やネット銀行が名を連ねています。
ご自身が利用している金融機関が提携していれば、パソコンの会員ページやスマートフォンアプリから簡単な操作で、すぐに入金手続きを完了できます。
夜間や土日祝日でも入金が反映されるため、取引チャンスを逃しません。
即時入金サービスの手順(PC会員ページからの例)は以下の通りです。
- 会員ページにログイン後、「マイページ」から「入出金・振替」メニューに進みます。
- 「即時入金サービス」を選び、利用したい金融機関を選択します。
- 入金額を入力し、各金融機関のインターネットバンキングのページへ進みます。
- 各金融機関の指示に従ってログインし、振込手続きを完了させます。
- 手続き完了後、原則として即座に取引口座の余力に反映されます。
もちろん、銀行の窓口やATMからの振込入金も可能です。
その場合は、GMOクリック証券が指定する振込先口座へ入金しますが、金融機関所定の振込手数料がお客様負担となることや、口座への反映までに時間がかかる場合がある点に注意が必要です。
スムーズな取引開始のためには、即時入金サービスの利用が便利でしょう。









3.3 ミニCFDの注文方法
資金の準備ができたら、いよいよミニCFDの取引開始です。
注文方法にはいくつか種類がありますが、まずは基本的な数量の入力ルールと、代表的な注文方法を覚えましょう。
(1) 0.1〜0.9枚の数量入力ルール
GMOクリック証券のミニCFDは、最小取引単位が0.1枚です。
そのため、注文画面で取引数量を入力する際には、小数点を使って指定します。
例えば、0.1枚の取引をしたい場合は、取引数量の欄に「0.1」と直接入力します。
同様に、0.5枚なら「0.5」、0.9枚なら「0.9」と入力することで、1枚未満の細かい単位で取引量を調整できます。
スマートフォンの取引アプリ「GMOクリック CFD」では、設定を変更することで、取引数量を入力する際の上下(プラス・マイナス)ボタンの増減単位を0.1枚刻みにすることも可能です。
これにより、より直感的に数量を指定できるようになります。
もちろん、1枚以上の取引も従来通り可能です。
その場合は、数量の欄に「1」や「2」といった整数を入力します。「1.0」のように小数点を付けて入力する必要はありません。
この0.1枚単位での数量指定は、ミニCFDの大きな特徴であり、少額からの投資やきめ細かいリスク管理を実現するための基本操作となります。
(2) 成行・指値の使い分け
CFD取引には様々な注文方法がありますが、初心者がまず覚えておきたい基本的な注文方法として「成行(なりゆき)注文」と「指値(さしね)注文」があります。
成行注文とは、「現在の市場価格で、すぐに買いたい(または売りたい)」という場合に利用する注文方法です。
最大のメリットは、注文が成立しやすいことです。基本的に、注文を出せばその時点の市場価格に近い価格で約定(取引が成立すること)します。
一方でデメリットとしては、相場が急変動しているときなど、注文を出した瞬間に価格がわずかに動き、自分が想定していた価格と少し異なる価格で約定してしまう可能性(スリッページ)があることです。
指値注文とは、「この価格になったら買いたい(または売りたい)」というように、自分で取引したい価格を指定して発注する方法です。
メリットは、自分の希望する価格、またはそれよりも有利な価格で約定する可能性があることです。不利な価格で約定することはありません。
デメリットは、指定した価格に市場価格が到達しない限り、いつまで経っても注文が成立しない可能性がある点です。
これらの注文方法の使い分けとしては、以下のような場面が考えられます。
- 「とにかく今すぐこの流れに乗りたい!」と、価格よりもタイミングを重視する場合は成行注文。
- 「もう少し価格が下がったら買いたいな」「この価格まで上がったら利益を確定したいな」と、特定の価格水準を狙っている場合は指値注文。
GMOクリック証券の取引ツールでは、これらの基本的な注文方法の他にも、より複雑な条件を設定できるIFD注文やOCO注文なども利用可能です。
まずは成行注文と指値注文をしっかりと理解し、使いこなせるようになることが、CFD取引上達への第一歩となるでしょう。









4. 他社ミニCFD・少額CFDとの比較
ミニCFDや少額からCFD取引ができる証券会社はGMOクリック証券の他にもいくつかあります。各社で最小取引単位、主要銘柄の必要証券金、取引ツールの特徴などが異なります。GMOクリック証券は、特に0.1枚という小さな単位で人気銘柄を取引でき、手数料無料で使いやすいツールが揃っている点が、初心者にとって大きな決め手となるでしょう。
4.1 ミニCFD取扱い証券会社一覧
CFD取引を少額から始められるサービスは、GMOクリック証券だけではありません。
投資家のニーズの高まりとともに、他の証券会社でも同様のサービスを提供する動きが見られます。
例えば、IG証券は取扱銘柄の豊富さで知られており、CFDサービスに力を入れています。
また、ネット証券大手のSBI証券や楽天証券などもCFD取引サービスを提供しており、中には少額取引に対応した銘柄や仕組みを用意している場合があります。
これらの証券会社は、それぞれ特徴があり、取引できる銘柄の種類や数、取引手数料の体系、スプレッドの広さ、提供している取引ツールの機能性や使い勝手などが異なります。
そのため、CFD取引を始める際には、複数の会社を比較検討することが、自分に合ったサービスを見つける上で有益です。
特に初心者の方は、単純なコストだけでなく、学習コンテンツの充実度やサポート体制なども比較のポイントに加えると良いでしょう。
GMOクリック証券のミニCFDが持つ魅力と、他社のサービス内容を照らし合わせることで、より納得のいく選択ができるはずです。









4.2 取引単位・証拠金・ツール比較
少額からCFD取引を始めたい初心者にとって、証券会社選びは重要なポイントです。
ここでは、GMOクリック証券と他の主要証券会社の少額CFDサービスについて、いくつかの観点から比較してみましょう。
最小取引単位:
GMOクリック証券のミニCFDは、多くの主要銘柄で0.1枚から取引可能です。
他社では、銘柄によって最小取引単位が異なる場合や、「ミニ」と称していてもGMOクリック証券の0.1枚より大きい単位(例えば0.5枚や1指数単位など)であることもあります。
この単位が小さいほど、より少ない資金で始められ、細かな資金管理がしやすくなります。
必要証拠金:
同じ銘柄(例えば日本225や米国NQ100、WTI原油など)を最小単位で取引する場合でも、必要となる証拠金の額は証券会社やその時の市場価格、レバレッジ設定によって変わります。
GMOクリック証券では、日本225ミニが約3,800円、米国NQ100ミニが約3,100円、WTI原油ミニが約500円(いずれも0.1枚、2025年3月6日時点の目安)と、非常に低い水準です。
楽天証券では、日本225ミニが約2,800円、米国NAS100ミニが約20,000円(2022年9月時点)という情報もあります。
SBI証券のくりっく株365では、日経225リセット付証拠金取引の証拠金基準額が35,910円(2021年8月時点)といった例もありますが、これは商品特性が異なります。
IG証券は銘柄数が豊富ですが、個別のミニ銘柄の証拠金は最新情報を確認する必要があります。
取引ツール:
GMOクリック証券は、PC版の「はっちゅう君CFD」「プラチナチャート」やスマホアプリ「GMOクリック CFD」が、高機能でありながら初心者にも分かりやすいと評価されています。スピード注文機能も魅力です。
他社も独自の取引ツールを提供しており、SBI証券や楽天証券はそれぞれの株式取引ツール(HYPER SBI、iSPEEDなど)と連携したCFD取引環境を提供している場合があります。
ツールの操作性、チャートの見やすさ、分析機能の種類などは、実際にデモ取引などで試してみるのが一番です。
取扱銘柄数:
GMOクリック証券は、株価指数、商品、外国株など幅広いCFD銘柄を取り扱っており、その多くがミニCFDの対象となっています。
IG証券は特に取扱銘柄数が非常に多いことで知られています。
他の証券会社もそれぞれ特色のある銘柄ラインナップを持っています。
以下に、主要証券会社の少額CFDに関する比較ポイントをまとめました(情報は変動する可能性があるため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください)。
証券会社 | 主要人気銘柄の例 | 最小取引単位の例 (主要銘柄) | 必要証拠金目安の例 (最小単位時) | 取引ツール特徴 (初心者向け度) |
GMOクリック証券 | 日本225ミニ, 米国NQ100ミニ, WTI原油ミニ | 0.1枚 | 日本225ミニ:約3,800円, 米国NQ100ミニ:約3,100円, WTI原油ミニ:約500円 | PC・スマホ共に高機能で使いやすい、スピード注文あり、初心者にも好評 |
IG証券 | 日本225, 米国NQ100, 原油など | 銘柄により異なる | 要確認(取扱銘柄数非常に豊富) | 高機能、上級者向け機能も多い |
SBI証券 | 日本225, NYダウなど (くりっく株365含む) | 銘柄により異なる | 要確認(くりっく株365と店頭CFDあり) | HYPER SBI等と連携の可能性、情報ツール豊富 |
楽天証券 | 日本225ミニ, 米国NAS100ミニなど | 0.1枚または1CFDなど | 日本225ミニ:約2,800円, 米国NAS100ミニ:約2万円 (過去情報) | iSPEED (スマホアプリ) など、楽天経済圏ユーザーに馴染みやすい |
この比較からも、GMOクリック証券のミニCFDが、特に0.1枚という非常に小さい単位で、かつ少ない証拠金で主要な人気銘柄にアクセスできる点で、初心者にとって魅力的な選択肢の一つであることがうかがえます。






[ふしだし id=”1″]うむ。他社比較は冷静に行うべきだ。GMOクリック証券の強みは、0.1枚という取引単位の細かさと、それに伴う必要証拠金の低さ、そしてツールの使いやすさのバランスにある。初心者が無理なく始め、継続しやすい環境が整っていると言えるだろう。[/ふきだし]
4.3 GMOクリック証券を選ぶ決め手
数ある証券会社の中から、CFD取引を始めるにあたってGMOクリック証券の「ミニCFD」が特に初心者におすすめできる理由は、いくつかの明確なポイントに集約されます。
まず最大の魅力は、圧倒的な少額資金から取引をスタートできる点です。
日本225ミニなら約3,800円、WTI原油ミニなら約500円といった具体的な金額は、投資未経験者にとって「これなら試せるかも」と感じさせる説得力を持っています。
多くの場合、数万円単位の資金が必要となる金融取引の中で、この手軽さは際立っています。
次に、0.1枚単位という取引量の細かさです。
これにより、投資家は自身の資金状況やリスク許容度に合わせて、非常に柔軟に取引量を調整できます。
最初は最小単位の0.1枚から始め、慣れてきたら少しずつ0.2枚、0.3枚と増やしていくといったステップアップが可能です。
これは、資金管理やリスク管理の感覚を養う上で非常に有効です。
取引手数料が無料であることも、初心者にとっては大きなメリットです。
取引のたびに手数料を気にしなくて済むため(スプレッドという実質コストは理解しておく必要がありますが)、コスト計算がシンプルになり、まずは取引に慣れること、学ぶことに集中できます。
そして、使いやすい取引ツールの存在も欠かせません。
GMOクリック証券が提供するPC版の「はっちゅう君CFD」やスマホアプリ「GMOクリック CFD」は、高機能でありながら直感的な操作が可能で、初心者でも迷いにくいと評判です。
特に、ワンクリックで発注できる「スピード注文」は、チャンスを逃したくない場面で役立ちます。
加えて、GMOクリック証券のウェブサイトには、CFD取引の基本から学べる初心者向けの解説コンテンツが充実しており、安心して知識を深めることができます。
最後に、信頼と実績も重要な要素です。
GMOクリック証券は、CFDの国内取引高において長年にわたりトップクラスのシェアを維持しており、多くの投資家から支持されている実績があります。
これは、サービスの安定性や信頼性の高さを示していると言えるでしょう。
これらの要素が総合的に組み合わさることで、GMOクリック証券のミニCFDは、CFD取引の第一歩を踏み出す初心者にとって、非常に魅力的な選択肢となっているのです。









5. ミニCFDの活用戦略
GMOクリック証券のミニCFDは、少額から多様な銘柄に分散投資してリスクを抑える戦略に適しています。また、価格が一定の範囲で動きやすい相場では、リピート系売買でコツコツ利益を狙うことも考えられます。レバレッジを理解し、ポジションごとのロスカット水準を適切に設定することが大切です。利益が出た場合の税金や確定申告についても基本を把握しておきましょう。
5.1 少額分散投資でリスクを抑える
投資の世界には「たまごは一つのカゴに盛るな」という有名な格言があります。
これは、大切な資金を一つの投資対象だけに集中させると、もしそれが値下がりした場合に大きな損失を被ってしまうため、複数の異なる対象に分けて投資することでリスクを分散させるべきだ、という意味です。
この考え方を「分散投資」と呼びます。
GMOクリック証券のミニCFDは、この分散投資を少額の資金からでも実践しやすくする強力なツールとなります。
前述の通り、ミニCFDでは日本225ミニが約3,800円、WTI原油ミニが約500円といった非常に少ない資金から個別の銘柄の取引を始められます。
そのため、例えば手元に1万円や2万円といった資金しかなくても、複数の異なる種類の銘柄に少しずつ資金を分けて投資することが現実的になります。
具体的には、「日本の株価指数CFD」と「アメリカの株価指数CFD」、「原油CFD」と「金CFD」のように、値動きの傾向が必ずしも同じではないと考えられるものに投資資金を配分します。
そうすることで、もし一つの銘柄で損失が出たとしても、他の銘柄の利益でその損失をカバーできる可能性が生まれるのです。
特に投資初心者の方が、最初から一つの銘柄に大きな資金を投じるのは、リスク管理の観点から推奨されません。
ミニCFDを活用して、まずは様々な市場の特性を少量ずつ体験しながら、リスクを抑えつつ投資経験を積んでいくのが賢明なアプローチと言えるでしょう。
少額で多様な資産に触れることで、自分自身の投資スタイルや得意な市場を見つけるきっかけにもなります。









5.2 リピート系売買でコツコツ利益を狙う
CFD取引の戦略の一つとして、「リピート系売買」という考え方があります。
これは、相場の価格が一定の範囲(レンジ)で上下動を繰り返す「レンジ相場」において、その範囲内で売買を繰り返すことで、小さな利益をコツコツと積み重ねていく手法です。
例えば、ある銘柄の価格がだいたい100円から110円の間を行ったり来たりしているとします。
この場合、「100円近くまで下がったら買い、110円近くまで上がったら売る」という注文を繰り返し設定しておくのです。
価格が予想通りにレンジ内で動けば、売買が成立するたびに少しずつ利益が積み上がっていきます。
GMOクリック証券のミニCFDは、取引単位が0.1枚と小さいため、このようなリピート系売買を手動で試してみるのにも適しています。
自動売買ツールを利用する方法もありますが、まずは自分で相場を分析し、レンジの上限と下限を見極め、指値注文を使って0.1枚ずつ仕掛けてみるのです。
この戦略のポイントは、一度に大きな利益を狙うのではなく、小さな利益を確実に積み重ねていくことを目指す点です。
そのため、精神的な負担も比較的少なく、初心者でも取り組みやすいかもしれません。
ただし、注意点もあります。
レンジ相場は永遠に続くわけではなく、いつかは上限を突破したり(ブレイクアウト)、下限を割り込んだりして、新しいトレンドが発生することがあります。
そのため、予想が外れた場合に備えて、損失を限定するための損切り(ストップロス)注文をあらかじめ設定しておくことが非常に重要です。
また、どの程度の値幅でリピート注文を仕掛けるか、どのくらいの期間そのレンジが続きそうかなど、ある程度の相場分析も必要になります。
ミニCFDの少額取引という特性を活かし、まずは小さなポジションでこのリピート系売買の感覚を掴んでみるのが良いでしょう。









5.3 レバレッジとロスカット水準の設定
CFD取引を理解する上で、「レバレッジ」と「ロスカット」は非常に重要なキーワードです。
これらを正しく理解し、適切に管理することが、賢く取引を行うための鍵となります。
レバレッジとは「てこの原理」のようなものです。
CFD取引では、実際に取引する金額全額を用意しなくても、証拠金と呼ばれる担保を預けることで、その何倍もの金額の取引が可能になります。
例えば、レバレッジが10倍の場合、1万円の証拠金を預けることで、10万円分の取引ができるというイメージです。
これにより、少ない資金でも大きな利益を狙える可能性がある一方で、損失も同様に拡大する可能性があるため、レバレッジの管理は非常に慎重に行う必要があります。
GMOクリック証券のCFDでは、銘柄のカテゴリーごとに最大レバレッジが定められており、例えば株価指数CFDは最大10倍、商品CFDは最大20倍、株式CFDは最大5倍となっています。
ミニCFDで取引する場合も、このレバレッジは適用されます。
次に、ロスカットです。これは、投資家の損失が一定水準以上に拡大するのを防ぐために、保有しているポジション(建玉)を自動的に決済する仕組みのことです。
GMOクリック証券のCFD取引では、「セーフティバルブシステム(S.V.S.)」という独自のロスカットルールを採用しています。
このシステムの特徴は、新しくポジションを保有するたびに、そのポジションごとに個別のロスカットレートが自動的に設定される点です。
もし相場が不利な方向に動き、あるポジションの価格がそのロスカットレートに達してしまった場合、原則としてその該当するポジションだけがロスカットされます。
これにより、一つのポジションのロスカットが、他の健全なポジションや口座全体の資金状況に即座に影響を及ぼすことを防ぎ、よりきめ細かいリスク管理が可能になります。
これは特に、複数の銘柄に分散投資している場合や、初心者の方にとって安心感のある仕組みと言えるでしょう。
ロスカットレートは、新規約定時の価格と、GMOクリック証券が定めるロスカット幅に基づいて計算されますが、投資家自身が任意証拠金を追加することで、ロスカットレートをより安全な(損失が少ない)水準に変更することも可能です。
レバレッジを効かせた取引は魅力的ですが、常にリスクと隣り合わせです。
ロスカットの仕組みを正しく理解し、自分自身のリスク許容度に合わせてレバレッジをコントロールし、必要であればロスカット水準を調整することが、長く市場で取引を続けていくためには不可欠です。









5.4 税金・確定申告のポイント
CFD取引で利益が出た場合、その利益に対して税金がかかります。
税金の仕組みや確定申告について、基本的なポイントを理解しておきましょう。
個人がCFD取引で得た利益は、所得税法上「雑所得」に分類され、「申告分離課税」の対象となります。
これは、給与所得や事業所得など他の所得とは合算せず、CFD取引の利益だけで税額を計算し、確定申告によって納税する方式です。
税率は、所得税15%、住民税5%です。
さらに、2013年から2037年までは、東日本大震災からの復興財源を確保するための復興特別所得税(所得税額の2.1%、つまり0.315%相当)が上乗せされるため、合計で20.315%の税率となります。
CFD取引で税金が発生するのは、ポジションを決済して利益が確定し、その受け渡しが完了した時点です。
含み益が出ているだけの状態では、税金は発生しません。
確定申告が必要になるケースとしては、一般的に、会社にお勤めの方(給与所得者)で、CFD取引による年間の利益(必要経費を差し引いた後)が20万円を超えた場合です。
ただし、年収が2,000万円を超える方や、自営業の方(事業所得者)などは、CFD取引の利益額に関わらず確定申告が必要です。
また、扶養されている学生や専業主婦(主夫)の方の場合、CFD取引の利益を含めた年間の合計所得金額が、基礎控除額(通常48万円)など各種控除額の合計を下回る場合は、確定申告が不要となることもあります。
CFD取引で損失が出た場合には、嬉しい制度もあります。
FX(外国為替証拠金取引)や日経225先物取引など、他の「先物取引に係る雑所得等」に分類される金融取引で利益が出ていれば、それらとCFD取引の損失を損益通算(利益と損失を相殺)することができます。
損益通算してもなお損失が残った場合は、その損失を翌年以降3年間にわたって繰り越し、将来の「先物取引に係る雑所得等」の利益から控除することができる「繰越控除」の制度も利用できます。
確定申告の期間は、通常、利益が出た年の翌年2月16日から3月15日までです。
税金の取り扱いは個々の状況によって異なる場合があるため、詳しいことや最終的な判断については、必ず所轄の税務署や税理士にご相談ください。
GMOクリック証券では、年間の取引損益をまとめた「年間損益報告書」などが電子交付されるため、確定申告の際に役立ちます。









6. よくある質問(FAQ)
GMOクリック証券のミニCFDに関するよくある質問として、最低必要証拠金は銘柄により数百円から数千円程度であること、多くの銘柄がほぼ24時間取引可能であること(メンテナンス時間を除く)、金利や価格、権利に関する調整金が発生する場合があること、ロスカットはポジションごとに設定されること、そして無料でデモ取引により練習が可能であることが挙げられます。
6.1 最低必要証拠金はいくら?
GMOクリック証券のミニCFD(0.1枚)で取引を始める際に必要な最低証拠金は、取引する銘柄によって異なります。
しかし、全体的に非常に少額からスタートできるのが大きな特徴です。
例えば、2025年3月6日時点のGMOクリック証券のウェブサイトに掲載されている情報によれば、以下のような金額が目安となっています。
- 天然ガスミニ(0.1枚): 約340円
- WTI原油ミニ(0.1枚): 約500円
- 米国NQ100ミニ(0.1枚): 約3,100円
- 日本225ミニ(0.1枚): 約3,800円
このように、最も安いものでは数百円程度から、人気の株価指数でも数千円程度から取引を体験できます。
ただし、これらの必要証拠金額は、原資産の価格変動や為替レートの変動などによって常に変動します。
そのため、実際に取引を行う前には、必ずGMOクリック証券の取引ツールやウェブサイトで、最新の必要証拠金額を確認するようにしてください。









6.2 取引時間は24時間?
GMOクリック証券のCFD取引では、多くの銘柄がほぼ24時間取引可能ですが、完全に24時間365日いつでも取引できるわけではありません。
主要な株価指数CFDや商品CFD(例えば、米国NQ100、WTI原油、金スポットなど)は、基本的に月曜日の朝早くから金曜日の深夜(正確には土曜日の朝方)まで、世界の主要市場の取引時間に合わせて、ほぼ途切れることなく取引が行われています。
ただし、いくつかの注意点があります。
まず、銘柄ごとに取引時間が異なります。
例えば、日本225のような日本の株価指数に連動するCFDは、主に日本の株式市場が開いている時間帯が中心となりますし、特定の国の祝日などで原資産市場が休場の場合は、そのCFDも取引できなくなります。
GMOクリック証券のウェブサイトや取引ツール内で、各銘柄の詳細な取引時間を確認できます。
次に、毎営業日、短いメンテナンス時間が設けられています。
このメンテナンス時間中は、原則として取引(新規注文、決済注文、注文の変更・取消など)ができません。
メンテナンス時間は通常、ニューヨーク市場のクローズ後(日本時間の早朝)に設定されることが多いです。
また、土曜日と日曜日は、原則としてCFD取引はできません。
市場が閉まっているためです。
ちなみに、日本の東京証券取引所の現在の取引時間は、平日の午前が9:00から11:30、午後が12:30から15:30となっています。
CFD取引は、この現物市場の取引時間外でも取引できる銘柄が多いのが特徴の一つです。









6.3 スワップ・配当調整金はどう計算?
CFD取引では、売買による差益(または差損)の他に、ポジションを保有し続けることによって「調整額」と呼ばれるお金の受け取りや支払いが発生することがあります。
GMOクリック証券のCFD取引で主に発生する調整額には、「金利調整額」「価格調整額」「権利調整額」の3種類があります。
金利調整額:
これは、ポジションを翌営業日に持ち越した場合(オーバーナイトした場合)に発生するもので、FX取引におけるスワップポイントに似ています。
一般的に、買いポジションを保有している場合は金利を支払い、売りポジションを保有している場合は金利を受け取ることが多いですが、これは対象となる資産の金利状況や証券会社のカバー取引の状況によって変動し、売りポジションでも支払いとなる場合もあります。
金利調整額は、GMOクリック証券がカバー先と行うロールオーバーのスワップポイントや、カバー取引で発生する金利、貸株料、銀行間金利などを基に決定されます。
ポジションを翌日に持ち越さなければ、金利調整額は発生しません。
価格調整額:
これは、主に株価指数先物や商品先物を原資産とするCFD銘柄で発生します。
先物取引には限月(取引期限)があり、GMOクリック証券のCFDでは、この限月間の乗り換え(ロールオーバー)を自動的に行うことで、実質的に取引期限なしでポジションを保有できるようにしています。
このロールオーバーの際に、古い限月の価格と新しい限月の価格の差を調整するために発生するのが価格調整額です。
保有しているポジション(買いか売りか)と、新旧限月の価格差によって、受け取りになるか支払いになるかが決まります。
権利調整額:
これは、主に株式CFDやETFを原資産とするCFD銘柄で発生します。
原資産である株式の配当金や、株式分割・併合といったコーポレートアクション(権利処理)があった場合に、CFDの保有者にもその経済効果が調整されるものです。
例えば、買いポジションを保有していて原資産で配当があれば、配当金相当額(税金などが差し引かれる場合があります)を受け取ることができます。逆に売りポジションの場合は支払うことになります。
これらの調整額の具体的な金額や発生タイミング、計算方法の詳細は、GMOクリック証券のウェブサイトや取引説明書で確認できます。
また、保有しているポジションで発生した調整額の累計は、取引画面の建玉一覧や、マイページの電子書類閲覧などで確認することができます。









6.4 ロスカット基準は?
GMOクリック証券のCFD取引では、お客様の損失が際限なく拡大することを防ぐため、「ロスカット」という仕組みが導入されています。
これは、保有しているポジション(建玉)の評価損が一定の水準に達した場合に、そのポジションを自動的に強制決済する制度です。
GMOクリック証券では、「セーフティバルブシステム(S.V.S.)」という独自のロスカットルールを採用しています。
このシステムの大きな特徴は、ポジションごとに個別のロスカットレートが設定されることです。
新しいポジションが約定した際に、そのポジションの約定価格と、GMOクリック証券が定めるロスカット幅に基づいて、自動的にロスカットレートが計算され、設定されます。
もし、相場が不利な方向に進み、あるポジションの評価レートがこの設定されたロスカットレートに達してしまった場合、原則として、その該当するポジションのみがロスカットの対象となります。
つまり、一つのポジションがロスカットされたからといって、直ちに他の保有ポジションが全て決済されたり、口座全体の証拠金が不足して追証が発生したりするわけではありません(ただし、市場の急変時などはこの限りではない場合もあります)。
このポジションごとのロスカットは、特に複数の銘柄に分散投資している場合や、段階的にポジションを構築している場合に、リスクを個別に管理しやすくするメリットがあります。
ロスカットレートは、お客様自身が任意証拠金を追加または減額することで、ある程度調整することも可能です。
任意証拠金とは、特定のポジションに対して、お客様が任意で割り当てる証拠金のことです。
これを増やすことで、ロスカットレートをより遠い(損失が拡大しにくい)水準に設定できます。
ロスカットは損失を限定するための重要な安全装置ですが、市場が極めて急激に変動した場合には、設定されたロスカットレートよりも不利な価格で約定し、預けた証拠金以上の損失が発生する恐れもゼロではありません。
ロスカットの仕組みを正しく理解し、常に口座の資金状況やポジションの評価損益に注意を払うことが大切です。









6.5 デモ取引で練習できる?
はい、GMOクリック証券では、CFD取引のデモ取引(バーチャル取引)を利用して、無料で練習することができます。
実際に自分のお金を使うことなく、本番さながらの環境でCFD取引を体験できるため、特に初心者の方にとっては非常に有効な学習ツールです。
デモ取引を始めるにあたって、特別な口座開設手続きや書類提出は不要な場合が多く、GMOクリック証券のウェブサイトから簡単な登録をするか、スマートフォンアプリ「GMOクリック CFD」をダウンロードしてデモ取引モードを選択するだけで、すぐに始めることができます。
デモ取引では、仮想の資金(例えば100万円や1,000万円など、選択できる場合があります)を使って、以下のようなことを試せます。
- 取引ツールの操作: PC版の「はっちゅう君CFD」やスマホアプリ「GMOクリック CFD」の画面構成、注文方法、チャートの表示方法などを実際に操作して覚えることができます。
- 注文方法の練習: 成行注文、指値注文、逆指値注文など、様々な注文方法を試して、それぞれの動きや効果を確認できます。
- チャート分析: テクニカル指標を表示させたり、トレンドラインを引いたりして、チャート分析の練習ができます。
- 取引戦略の検証: 少額分散投資やリピート系売買など、考えている取引戦略をリスクなしで試すことができます。
- 市場の動きの体感: 実際の市場レートに近いレートで取引できるため、価格がどのように変動するのか、損益がどのように変化するのかをリアルに体感できます。
デモ取引の利用期間には制限がある場合(例えば1ヶ月間など)がありますが、期間終了後も再度申し込むことで、初期状態から改めて利用できることが多いです。
ただし、デモ取引のレートは本番取引のレートと完全に同一ではない場合があることや、デモ取引では追加証拠金制度がないなど、一部本番取引とルールが異なる点もあるため、その点は留意が必要です。
CFD取引に興味はあるけれど、いきなり自分のお金を使うのは不安だという方は、まずこのデモ取引を十分に活用して、操作に慣れ、取引の感覚を掴んでから、実際のミニCFD取引にステップアップすることをおすすめします。









7. まとめ
GMOクリック証券の「ミニCFD」は、0.1枚という非常に小さな単位から取引を始められるため、数百円から数千円程度の少ない証拠金で、日本225ミニや米国NQ100ミニ、WTI原油ミニといった世界の主要な株価指数や商品に投資できる画期的なサービスです。
取引手数料は無料(スプレッドが実質コスト)で、PCやスマートフォン向けの高機能で使いやすい取引ツールも提供されており、投資初心者の方がCFD取引の第一歩を踏み出すのに最適な環境が整っています。
少額から始められるため、分散投資でリスクを抑えたり、リピート系売買でコツコツ利益を狙ったりといった戦略も試しやすくなっています。
また、ポジションごとにロスカットレートが設定されるセーフティバルブシステムや、無料で練習できるデモ取引も用意されており、安心して取引の知識や経験を積むことができます。
この記事を読んでミニCFDに興味を持たれた方は、ぜひGMOクリック証券の公式サイトで詳細を確認し、まずはデモ取引からでもCFDの世界を体験してみてはいかがでしょうか。
本記事の注意事項(免責事項)
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘を意図したものではありません。本記事に記載されている情報については、正確性、完全性、有用性を確保するために努力しておりますが、その保証は致しかねます。投資判断はご自身の責任で行ってください。本記事の内容を利用して生じたいかなる損害についても、当サイトおよび著者は一切の責任を負いかねます。詳しくは免責事項ページをご確認ください。



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